大成建設、年60万件を処理する経費精算システムをクラウドに移行
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大成建設は、TISが提供するクラウド型経費精算システム「Spendia」を導入した。2022年7月に既存の自社開発システムから移行した。同社では、建設現場とバックオフィス部門の従業員が年間約60万件の経費申請を行っている。
同社が2000年代初頭に自社で開発した経費精算システムは、老朽化による保守性の低下やモバイル対応、新制度対応への難しさを理由に2016年ごろから刷新を検討していた。移行先としてクラウド型サービスが挙がったものの、同社独自の要件に対応できない点が多く、導入の障壁となっていた。
Spendiaは、クラウド型サービスでありながらカスタマイズが柔軟にできる点や、スマートフォンファーストの使いやすいユーザーインターフェース(UI)設計が特徴。同社が求める新機能を開発・実装するという対応力も評価された。
2021年1月に始まった導入プロジェクトでは、拠点単位での経費処理・承認やコーポレートカードの連携などの新機能を開発したほか、人事系システムや管理会計システムとの連携も実現した。これにより、最新の組織情報の自動反映や予算/実績管理の精度向上などが可能になった。
導入後、従業員はスマートフォンやPCからいつでもどこでも経費申請・承認ができるようになった。また、紙の領収書や精算書の回付も不要となり、電子申請だけで完結可能になった。