共同テレビとNEC、生中継番組におけるローカル5Gを活用検証
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共同テレビとNECは、5月5日のラグビーの試合において、ローカル5Gを活用したワイヤレスカメラによる生中継番組の検証を実施したと発表した。今回の検証により、安定した映像伝送が可能なローカル5Gを活用した中継カメラのワイヤレス運用が期待されるという。
検証の結果、ワイヤレスカメラによりケーブルの引き回しが不要となり、選手や審判などの動線への影響も軽減された。制作側からも、競技場内での移動・撮影がスムーズになり、臨機応変なカメラアングル設定が可能となり、臨場感ある映像を実現できたと好評を得たという。
今回の検証では、競技場にNEC製「ローカル5Gパック」を設置し、ローカル5Gネットワークエリアを構築した。ローカル5Gは、免許制による電波干渉の影響が少ない自営無線ネットワークであり、低遅延、大容量、柔軟な上り/下り比率調整などの特徴を持つ。
従来の中継イベントでは、無線伝送時の通信品質が不安定になることが多かった。これは、Wi-Fi同士の電波干渉や公衆回線の混雑が原因とされる。ラグビー中継では、タッチライン脇からの約100mの映像が必要であり、カメラケーブルの設営や運用が課題だった。