「Trello」でプロジェクトプランニングを簡素化する方法

今回は「「Trello」でプロジェクトプランニングを簡素化する方法」についてご紹介します。

関連ワード (かんばんを使って進捗管理、特集・解説等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 筆者は何年も前から「Trello」を使っている。Trelloのおかげでプロジェクトプランニングがかなり楽になった。

 詳しい説明を始める前に、Trelloはビジネスプロジェクトにしか使えないのではないか、という懸念を払拭したいと思う。その懸念は誤りだ。筆者は演劇制作の脚本執筆、プランニング、管理から、クライアントへの記事の売り込み、さらには書籍執筆の計画まで、あらゆることにTrelloを使ってきた。Trelloを利用すれば、ほぼどんな種類のプロジェクトプランニングでも大幅に簡素化することが可能だ。

 本記事では、その具体的な方法を紹介する。

 かんばんボードについてよく知らない人のために簡単に説明しておくと、かんばんボードとは、プロジェクトを複数の列に分割して、進捗状況を視覚的に把握できるようにしたものだ。

 例えば、「To Do」(やるべきこと)、「Doing」(作業中)、「Done」(完了)という列で構成された「Chores」(雑用)というプロジェクトボードがあるとしよう。「To Do」列に「Dishes」(皿洗い)というカードを追加する。皿洗いに着手したら、「Dishes」カードを「To Do」から「Doing」にドラッグ&ドロップする。皿洗いが終わったら、「Dishes」カードを「Doing」から「Done」にドラッグする。

 かんばんボードを使用すると、それぞれのタスク(カード)がプロセスのどこに位置しているのかを極めて簡単に把握できる。もちろん、必要なだけ多くの列を作成することが可能だ。例えば、筆者の「Me And My Muse」シリーズの「Production」(制作)ワークスペースには、「Venue」(会場)、「Cast」(キャスト)、「Episode Ideas」(エピソードのアイデア)、「Pilot」(パイロット)、「EP2」(エピソード2)、「EP3」(エピソード3)などの列がある。

 このケースでは、筆者はタスク間でカードをドラッグ&ドロップするのではなく、カードをそれぞれの列に追加して、必要なものを追跡している。プロジェクトを管理するときは、いつもかんばんボードを使用する。ここで重要なのは、プロジェクトとその全タスクの進捗状況を一目で把握できるようにボードを作成することだ。

 本当に有益なもう1つの機能は、プロジェクトに参加するほかのユーザーとボードを共有できることだ。

 ユーザーを追加したら、プロジェクトの特定のタスクに関与する必要があるユーザーに、そのタスクのカードを割り当てることができる。この機能は、複数のメンバーをボードに追加したが、すべてのメンバーがすべてのカードにアクセスする必要はない、という場合にとても便利だ。

 メンバーがボードへの招待を承諾したら、それらのメンバーをカードごとに個別に追加できるようになる。そして、追加されたメンバーもそのカードを監視できるようになる。つまり、何らかの変更があった場合、Trelloは自動的にそれらのメンバーに通知を送信する。

 カードにタイトルだけを付けて、列に追加したい誘惑に駆られるかもしれない。タスクが単純な場合は、それでも構わない。しかし、タスクに指示やそのほかの詳細が必要な場合は、それらの情報も追加した方がいい。

 それぞれのカードには、説明セクション、カバー画像、添付ファイル、日付、チェックリスト、ラベルなどがある。カードに追加する情報が多ければ多いほど、タスクを割り当てられたユーザーは成功に向けて、より良い準備ができる。

COMMENTS


Recommended

TITLE
CATEGORY
DATE
スバルが経理基盤を刷新–時流の変化に対応できる体制づくりに向けて
IT関連
2022-03-08 16:50
「クラウドサイン/SMBCクラウドサイン」に「AI契約書管理」機能–契約書情報を自動登録
IT関連
2022-07-26 21:52
AI活用やサービス事業者との関係強化を推進–メールセキュリティのVade Secure
IT関連
2021-04-28 00:43
「庵野秀明の1214日」、Amazonプライムビデオで配信 シン・エヴァと同じ8月13日から
くらテク
2021-07-29 21:40
KPMGコンサルティング、ローコードで現場主導のシステム内製化を支援
IT関連
2022-07-14 21:29
秋田中央高校、非認知能力の測定と可視化に「Ai GROW」を採用
IT関連
2024-06-09 18:57
カナダのワクチン義務化に抗議するトラック運転手たちの寄付サイトから個人情報流出
IT関連
2022-02-10 07:25
キリンホールディングス、新規事業に企業間決済サービス「Paid」導入
IT関連
2022-11-05 20:52
三菱UFJ銀行、TealiumのCDP導入でマーケティング施策を強化
IT関連
2024-06-15 13:00
HashiCorp、「Terraform Cloud」でノーコードプロビジョニングを一般提供–新機能を追加
IT関連
2023-04-29 03:52
静的サイトジェネレータ「Astro 3.5」正式リリース。多言語対応サイトのサポート、大規模サイトのビルド時間を大幅に改善など新機能
HTML/CSS
2023-11-14 06:37
NVIDIA、高精度マップのDeepMapを買収へ–「DRIVE」プラットフォーム強化
IT関連
2021-06-14 22:22
2024年にはIT製品・サービスの80%をIT専門外の人が開発–ガートナー
IT関連
2021-06-22 18:16
Flutter for Windowsが正式版に、「Flutter 2.10」リリース。単一コードでiOS/Android/Web/Windowsアプリが可能に
Dart
2022-02-07 19:28