Rubyアソシエーション、Ruby処理系の改善や開発支援ツールなどをテーマにしたプロジェクトを公募、採択されると助成金50万円を支給

今回は「Rubyアソシエーション、Ruby処理系の改善や開発支援ツールなどをテーマにしたプロジェクトを公募、採択されると助成金50万円を支給」についてご紹介します。

関連ワード (移行支援、選考結果、開発助成金等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、Publickey様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


プログラミング言語Rubyの普及と発展のための非営利団体であるRubyアソシエーションは、Rubyの処理系やライブラリなどを改善する開発プロジェクトに助成金を提供する「Rubyアソシエーション 開発助成金2024」の公募開始を発表しました。

開発助成金2024の公募を開始しましたhttps://t.co/YTiMYbW9Gn

— Ruby Association (@rubyassociation) August 21, 2024

募集する開発テーマは以下のように設定されており、任意の個人や団体が応募できます。

  • Ruby処理系の改善(高速化、省メモリ化等)
  • 科学技術計算分野におけるライブラリ等
  • Ruby開発支援ツール(デバッガ、プロファイラ、静的コード解析ツール等)
  • Web関連技術(HTTP・HTML等のWeb関連のライブラリやWebアプリケーションフレームワーク等)
  • 業務システム向けツール(帳票出力やバッチ処理、他言語からの移行支援ツール等、業務システム開発で必要となるツール)

応募されたプロジェクトに対して助成委員会が提案を査定します。選考基準は以下とされています。

  • Ruby及び周辺環境の生産性及び性能に対する効果
  • プロジェクトの独創性及び創造性
  • プロジェクトの実現可能性

採択されたプロジェクトに対しては、1つにつき50万円の助成金が支給されます。また、採択者には自身のプロジェクトについて、ブログや発表を通じて積極的に情報を発信していくことが期待されます。

採択されたプロジェクトの権利はすべて応募者が保持しますが、成果物はOSI承認ライセンスでライセンスされなければなりません。既存のソフトウェアを改良する場合、成果物のライセンスは元のソフトウェアのライセンスと互換性のあるものでなければなりません。

より良い開発を行ってもらう為、採択されたプロジェクトにはRubyアソシエーションが指定するメンターがつく可能性があります。メンターは開発やスケジュール管理、レポートに対するアドバイスを行います。

応募方法とスケジュール

応募方法は電子メールで下記の内容(英語又は日本語)をgrant(at)ruby.or.jp宛に送付してください。

  • 応募者名(個人名又は団体名)
  • 担当者名
  • 連絡先電子メールアドレス
  • 略歴
  • プロジェクト名
  • プロジェクトの詳細
  • プロジェクトの成果物

スケジュールは以下となっています。すべて日本時間です。

2024年10月7日 提案の応募期限
2024年10月30日 選考結果の通知
2025年1月17日 中間報告の提出期限
2025年3月21日 最終報告の提出期限

助成委員会は以下の委員により構成されています(2024年8月20日現在)。

大場光一郎氏
笹田耕一氏
松田明氏
まつもとゆきひろ氏
村田賢太氏

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