NXHDとNEC、遠隔搬送ソリューションを共同開発–物流現場のDX推進へ
今回は「NXHDとNEC、遠隔搬送ソリューションを共同開発–物流現場のDX推進へ」についてご紹介します。
関連ワード (マーケティング、流通テック最前線等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
NIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)とNECは9月4日、遠隔搬送ソリューション「テレロボフォーク」と「テレロボハンドラー」の開発を加速させることを発表した。2024年中にNXグループの倉庫で実証実験を開始し、2025年の提供開始を目指すという。
これらのソリューションは、作業効率化だけでなく、オペレーション変革、地理的・時間的制約の克服、労働力確保に貢献する。また市場変化への対応、作業スタッフの働き方改革など、物流現場に多岐にわたる変革をもたらすことが期待されている。
テレロボフォークは、既存のフォークリフトに後付け可能な装置で、自律・遠隔・搭乗の3つの操作モードを簡単に切り替えられる。倉庫内の映像データから輸送ルートを自動設計し、リアルタイムに修正できる。衝突リスクを検知し、速度を自動調整する機能も備えている。また、全てのフォークリフト情報をクラウドで一元管理し、倉庫外からも操作できる。
テレロボハンドラーは、ロボットアームを活用し、複数のパレットやカゴ台車への仕分け、隙間のない積み付け・積み替えなどを遠隔操作できる。事前のプログラミングは不要で、グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)操作などの簡単な指示で作業ができる。設置工事も不要で、移動も容易だという。
両社はこれらのソリューションを通じて、物流現場のDXを推進し、効率化と安全性の向上を目指すという。