東京エレクトロン デバイス、生成AIで製造業の保守サポート業務を支援するサービス発売
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東京エレクトロン デバイス(TED)は10月22日、生成AIを使って製造業の保守サポート業務を支援するサービス「FalconAutoPrompt」を発売した。熟練社員に依存しない業務変革を実現するという。
FalconAutoPromptは、製造装置のトラブル対応とデータ解析、適切なプロンプトの生成を自動的に実行する。FalconAutoPromptの提供基盤には、日本マイクロソフトの「Azure OpenAI Service」や「Microsoft Fabric」を採用している。
TEDは、FalconAutoPromptに特許出願中の自動プロンプト生成機能を搭載している。この機能は、製造装置から収集したデータから生成AIが適切な対応策を検討するために必要な情報を追加、選択し、生成AIに抜け漏れのない精度の高い指示(プロンプト)を生成する。これにより、熟練者が不在でも保守サポート要員の円滑な業務遂行を手助けする。
製造業では、熟練技術者の高齢化と退職に伴うノウハウの消失が起きており、製造装置の保守サポートにおける人員不足やサービス提供品質の低下が大きな問題になっているという。
TEDは、FalconAutoPromptでこれら問題の解決に加え、保守サポートでの所要時間の短縮と、製品ごとの問い合わせの傾向や対応状況などの可視化および分析による業務改善や品質向上も可能になると説明する。
FalconAutoPromptの初期導入費用は500万円から。TEDは、関連サービスを含め3年後に2億円の売上高を計画している。