アクセンチュア、共創拠点を京都に開設–AI主導による企業の変革支援
今回は「アクセンチュア、共創拠点を京都に開設–AI主導による企業の変革支援」についてご紹介します。
関連ワード (CIO/経営等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
アクセンチュアは11月14日、京都市中京区に「アクセンチュア・アドバンスト・AIセンター京都」を開設したと発表した。同拠点では、生成AIを中心とした先端のAI技術を駆使して顧客の変革を支援する。
来訪者の体験は、同拠点を司る「セントラルAI」との対話から始まる。セントラルAIは、音声や画面上でのやりとりに加え、物理的なロボットとしても姿を現し、施設を案内する。顧客は、生成AIがもたらす影響を体感し、ビジネスへの応用に向けた着想を得られると期待される。
例えば、顧客の経営計画や、それを支える現在の組織・人員体制、市場動向などの情報に基づき、生成AIが即座に最適な人材リソース配分を提示する。科学的な根拠で提示された未来図を基に、顧客はアクセンチュアの専門家と協力しながら、理想的な人材資産の構成や企業組織の構築に向けた議論を行い、戦略的なロードマップ策定につなげられるという。
同拠点では、アクセンチュアの国内外にあるイノベーション拠点や京都大学をはじめとする学術機関とも連携し、AIに関する先端の研究開発を行う。アクセンチュアと京都大学は、生成AIなどの先端技術の社会実装に向けた包括連携協定を締結。両者は、人間の行動や思考、感情などを科学的なアプローチからひも解き、人間とAIの関わりや社会の在り方に関する共同研究を行うとしている。
同拠点の役割の一つとして、ビジネスの創造がある。AI技術と各種センサー/ロボットを連携させ、顧客に人間とマシンが協働・共生する次世代を体験してもらうことで、AI活用を前提とした企業変革構想の具体的なイメージを提供する。同社の専門家は、AIと人間の関係性、社会の在り方、公平性や透明性を確保する「責任あるAI」に関する知見を生かし、顧客の抜本的なビジネス変革を支援する。
加えて、先端のAIとデータを活用した革新的なアイデアを創出し、かつてない生活者体験をもたらすサービスとして具体化するという。同社の専門家は、AIモデルの策定・検証などのプロセスを重ね、顧客のサービスが差別化や革新性を備えたものになるようサポートする。
そのほか、同社が世界25カ所に展開する「生成AIスタジオ」を中心に、国内外のイノベーション拠点や学術機関と連携し、AI技術の社会やビジネスへの応用に関する調査や研究開発を推進する。同社は、これらの活動を通して得られた成果などを社会に発信し、技術の進歩とより良い社会の実現に貢献するとしている。