元任天堂デザイナー率いる前田デザイン室がPNG素材「粗ドット」をDOTOWNで公開、個人・法人・商用問わず無料利用可
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本記事は、TechCrunch様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
NASU代表の元任天堂デザイナー前田高志氏が運営するオンラインサロン「前田デザイン室」は2月2日、粗いドット絵(粗ドット。あらドットと読む)素材をPNG形式でダウンロードできるサイト「DOTOWN」(ドッタウン)を公開した。食べ物・乗り物・人物・動物・建物・植物・季節イベント系など、約700点(サイトオープン時点)を用意。粗ドット素材は、誰でも無料でダウンロードでき、商用としても利用可能。
前田デザイン室は、元・任天堂デザイナーの前田氏とともにクリエイティブを楽しむ集団。前田デザイン室は「おもろ!(アイデア)たのし!(積極性)いいな!(クオリティ)」を行動指針として掲げており、「デザインでみんなが楽しく笑顔に平和に!」を願って、世の中に新しいクリエイティブを大量投下するという。
またDOTOWNでは、粗ドットを使った使用例のページも用意している。素材を利用する・探すだけの単なる素材配布サイトではなく、訪問するのが楽しくなる「おもろ!たのし!いいな!」なサイトを目指しているそうだ。DOTOWNがきっかけで、魅力的な制作物を作るきっかけに、ひいてはデザインを身近に感じられるとうれしいとしている。
なお2月6日13時から、DOTOWNリリース記念オンラインイベントがオンライン開催される。ドット絵に興味がある方、前田デザイン室に関心がある方への参加を呼びかけており、閲覧申込は、「粗ドット素材ダウンロードサイト DOTOWN(ドッタウン) 完成お披露目会」から行える。参加費は無料。
粗ドットとは、可能な限り低い解像度で、究極に抽象的な表現をしたドット絵を指すという。粗ドットは、前田デザイン室発足時に「らしさ」を表現できる共通言語ならぬ共通絵として誕生。前田氏が「粗ドット」と命名し、コミュニティ内で親しまれ続けてきた。
ゲーム機などで用いられている通常のドット絵は、縁取りや影のドットを用いて素材の形をわかりやすく構成しているが、粗ドットはドットの数が少ないため、縁取り・影はないそうだ。1つ1つのドットの色と配置のみで何であるかが一目でわかるように作っている。これは、ゲームグラフィックにおける「逆進化(=究極の抽象化)」と位置付けているという。
また粗ドットは、規則性さえ理解すれば、あらゆるツールであらゆる人が作ることができて、クオリティの差が出にくいという。大人数でものづくりをするオンラインサロンにふさわしいとしている。