グーグル、AI動画生成ツール「Veo」のプライベートプレビューを開始
今回は「グーグル、AI動画生成ツール「Veo」のプライベートプレビューを開始」についてご紹介します。
関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
画像生成の分野で後れを取っているGoogleだが、同社の画像生成モデル「ImageFX」は非常に競争力が高く、米ZDNETがおすすめ画像生成ツールのトップとして紹介したほどだった。そんな中、Googleはテキストから動画を生成できる人工知能(AI)モデル「Veo」を「Google Cloud」の顧客が利用できるようにした。
Googleは米国時間12月3日、「Vertex AI」でVeoのプライベートプレビューを開始したと発表した。Vertex AIは、Google Cloudで利用できる開発者やデータサイエンティスト向けプラットフォームで、大規模言語モデル(LLM)にアクセスして、アプリケーションやユースケースに合わせたLLMを構築、トレーニング、デプロイする作業が簡単にできる。
Googleが5月の年次開発者会議「Google I/O」で初公開したVeoは、同社の最も高性能な動画生成モデルで、ユーザーのプロンプトに従って24fpsまたは30fpsのリアルな動画を作成できるツールだ。同社が公開したサンプル動画は素晴らしい出来栄えで、動画生成ツールの大きな課題である、動作の一貫性の問題にも対処している。
また、Veoではテキストプロンプトだけでなく、以下の2つの例にあるように、参照画像を使用して動画を生成し、元の写真の雰囲気を保ちながら写真に命を吹き込むこともできる。
さらに、Vertex AIのユーザーは、Googleが提供する最も高性能な画像生成ツール「Imagen 3」も利用できるようになる。Imagen 3にはカスタマイズ機能が加わり、参照画像を取り込んでブランドアセットを簡単に作成できるようになった。
ほかにも、背景画像に要素を追加したり、背景画像を変更したり、画面サイズに合わせて画像を追加したりするなど、画像の微調整を簡単にできる新しい編集機能がImagen 3には追加されている。
Googleは想定される顧客のユースケースとして、ソーシャルメディア用のコンテンツや、ブログやイベント用の素材など、マーケティングや広告目的での画像や動画の生成に加え、短編映像の作成を挙げている。
Vertex AIの利用を開始するには、Vertex AIのウェブページにアクセスすればいい。このページには、チュートリアルや用語集、ヒントなど多数の教材が用意されている。また、無料で利用を始めたり、営業担当者に詳細を問い合わせたりすることも可能だ。