印フィンテックZetaがシリーズDラウンドに向けソフトバンクと交渉中、ユニコーン目前か
今回は「印フィンテックZetaがシリーズDラウンドに向けソフトバンクと交渉中、ユニコーン目前か」についてご紹介します。
関連ワード （Softbank Vision Fund、Zeta、インド、資金調達等） についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、TechCrunch様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
デジタル銀行プラットフォームのフィンテックスタートアップZeta（ゼータ）は、新たなラウンドに向けて投資家らと最終的な交渉を行っており、ユニコーンの地位に少しずつ近づいていると、この件に詳しい情報筋がTechCrunchに語った。
情報筋によれば、SoftBank Vision Fund 2（SVF2、ソフトバンク・ビジョン・ファンド2）は、設立5年目のZetaに2億5000万ドル（約272億3000万円）規模のシリーズDラウンドを提案しているとのこと。この投資提案では、著名な起業家であるBhavin Turakhia（バヴィン・ターアクヒア）氏が共同設立したインドの同スタートアップを、2019年に行われた初の外部資金調達（シリーズC）の際の3億ドル（約327億円）から大きく引き上げた10億ドル（約1090億円）以上に評価している。
関連記事：フィンテックのZetaが初の外部資金調達で企業価値325億円に
このラウンドはまだ終了していないと、3人目の情報筋は指摘した。
ソフトバンクの広報担当者はコメントを差し控えた。
5年前に設立されたZetaは、銀行が最新のリテールおよびフィンテック商品を立ち上げることを支援している。そのテーゼは、銀行は主として時代遅れの技術で運営されており、今日、何億人もの顧客やフィンテック企業に最高の体験を提供するための時間や専門知識を持ち合わせていないというもの。
Zetaは、銀行が同社のクラウドネイティブでAPIファーストのバンキングスタックをコアフレームワークとして使用するか、またはその上にサービスを構築して、モバイルアプリやデビット・クレジット機能の改善など、すべての顧客に優れた体験を提供できるよう支援しようとしている。また、銀行がフィンテック企業とより効率的に連携できるよう、API、SDK（ソフトウェア開発キット）、決済ゲートウェイも提供している。
同社は、アジアやラテンアメリカのいくつかの市場で多くのクライアントを獲得している。
ターアクヒア氏は、弟のDivyank（ディビャンク・ターアクヒア）氏とともに、1998年に最初のベンチャー企業を立ち上げた。その過程で、ウェブ企業4社をEndurance（エンデュランス）に1億6000万ドル（約174億3000万円）で売却している。Zetaは、バヴィン・ターアクヒア氏が共同設立した3社目のスタートアップで、彼が立ち上げた他の企業にはビジネスメッセージプラットフォームのFlockとRadixがある。
最終的に確定すれば、Zetaは2021年4月だけで7社目のインド発ユニコーンになる可能性がある。先週は、同じくSoftBank Vision Fund 2の支援を受けたソーシャルコマースのMeesho、フィンテック企業のCRED、e薬局のPharmEasy、ミレニアル世代に特化した投資アプリのGroww（グロウ）、ビジネスメッセージプラットフォームのGupshup、そしてソーシャルネットワークのShareChat（シェアチャット）がユニコーンの地位を獲得した。
【更新】本記事はラウンドがまだ終了していないことを明確化して更新された。
関連記事
・インドのソーシャルコマースMeeshoが新たに330.3億円の資金を調達、評価額は約2312億円に
・インドのハイエンド層にフォーカスしたクレジットカードを提供するCREDが新規ラウンドで評価額2415億円に
・インドのミレニアル世代向け投資アプリのGrowwが91.2億円調達、新たなユニコーンに
・顧客との会話型エクスペリエンスを支えるメッセージプラットフォームGupshupが約109億円調達しユニコーンに
画像クレジット：Zeta
【原文】
Banking tech startup Zeta is inching closer to the much sought-after unicorn status as it engages with investors to finalize a new round, two sources familiar with the matter told TechCrunch.
SoftBank Vision Fund 2 is in advanced stages of talks to lead a ~$250 million Series D round in the five-year-old startup, the sources said. The investment proposal values the Indian startup, co-founded by high-profile entrepreneur Bhavin Turakhia, at over $1 billion, up from $300 million in its maiden external funding (Series C) in 2019.
The round has yet to close, a third person said.
A SoftBank spokesperson declined to comment.
Five-year-old Zeta helps banks launch modern retail and fintech products. The thesis is that banks — largely operating on antiquated technologies — today don’t have the time and expertise to offer the best experience to hundreds of millions of customers and fintech firms they serve.
Zeta is attempting to help banks either use the startup’s cloud-native, API-first banking stack as its core framework or build services atop it to offer better a experience to all customers — think of improved mobile app and debit and credit features. It also offers API, SDKs and payment gateways to banks to work more efficiently with fintech firms.
The startup has amassed clients in several Asian and Latin American markets.
Turakhia, with his brother Divyank, started his first venture in 1998. Along the way, they sold four web companies to Endurance for $160 million. Zeta is the third startup Bhavin has co-founded since then — the other being business messaging platform Flock and Radix.
When the deal is finalized, Zeta would join a growing list of Indian startups that have turned a unicorn in recent months. Last week, social commerce Meesho — also backed by SoftBank Vision Fund 2 — fintech firm CRED, e-pharmacy firm PharmEasy, millennials-focused Groww, business messaging platform Gupshup and social network ShareChat attained the unicorn status.
The story was updated with additional details and to note that the round hasn’t closed.
（文：Manish Singh、翻訳：Aya Nakazato）
