QlikがUpsolverを買収–Icebergへのリアルタイムデータ取り込みと最適化が可能に
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クリックテック・ジャパンは1月21日、米QlikがUpsolverを買収したことを発表した。この買収により、Upsolverの機能である「Apache Iceberg」へのリアルタイムのデータ取り込みとアダプティブオプティマイゼーション(適応的最適化)が 、Qlikのデータ基盤と統合されることになる。
Upsolverは、リアルタイムデータストリーミングとデータ最適化技術を提供する企業で、特に、Icebergを活用したデータ取り込みと最適化に強みを持っている。Upsolverのリアルタイムデータ取り込み機能と最適化技術を統合することで、Qlikはタイムリーな洞察の提供、インフラコストの削減、信頼性の高いデータによる分析とAIイニシアチブの拡張を可能にするシームレスなプラットフォームを提供可能になる。
Upsolverの買収による具体的なメリットは次の通り。
Qlikの最高戦略責任者(CSO)であるJames Fisher氏は声明で、「Upsolverのリアルタイムストリーミング機能と高度なIcebergの最適化により、Qlikの実績あるエンタープライズソリューションをさらに強化し、より大きな価値をお客さまに提供する。また、Upsolverのプロフェッショナルチームを迎え入れることをうれしく思う。今後Qlikは、データ統合、データ分析、AIの分野全体にわたって複雑性を軽減し、イノベーションを促進するオープンで拡張可能なデータソリューションの提供に対する取り組みをさらに強化していく」と述べる。
一方、Upsolverの最高経営責任者(CEO)であるOri Rafael氏も声明で、「UpsolverとQlikは、複雑なデータをシンプルにし、企業がデータの潜在能力を最大限に引き出せるようにするというコミットメントを深く共有している。Upsolverのリアルタイムのデータ取り込みとIcebergの最適化が、Qlikのエンドツーエンドプラットフォームとシームレスに連携することが、このパートナーシップを強力なものとしている。QlikとUpsolverは、企業が自信を持ってスケールアップし、コストを削減し、信頼性とガバナンスを備えたデータでAI主導のイノベーションを実現することができるよう、統合ソリューションを提供していく」と話す。