研究以外の業務で疲弊する日本の研究業界の効率化を図るバイオインフォマティクス解析「ANCAT」が4000万円調達

今回は「研究以外の業務で疲弊する日本の研究業界の効率化を図るバイオインフォマティクス解析「ANCAT」が4000万円調達」についてご紹介します。

関連ワード (アンプラット(企業)、バイオインフォマティクス / 生命情報科学(用語)、日本(国・地域)、資金調達(用語)等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、TechCrunch様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


バイオインフォマティクス解析プラットフォーム「ANCAT」を開発・提供するアンプラットは4月15日、第三者割当増資による総額4000万円の資金調達を発表した。引受先はANRI、DEEPCORE。また現在ANCATのβ版ユーザーを募集中で、多種多様な研究領域に対応するため、様々な領域の研究者からの問い合わせを受け付けている。

アンプラットによると、海外では実験設備の共用化や、PIとは別に管理運営を主業とするラボマネージャーの存在など、日本にはあまり取り入れられていない方法で研究の効率化がなされているという。同社は、こういった、研究者が研究に没頭できる環境を整えることが研究成果に直結すると指摘。

2021年2月設立のアンプラットは、ANCATを通して研究以外の業務で疲弊する日本の研究業界の効率化を図るとともに、海外へ事業を展開することで、日本の研究者と海外研究者とのつながりを強化し、研究環境のグローバルスタンダードの普及を目指すとしている。

アンプラットは、研究業界における叡智創出のエコシステムの形成をミッションに掲げ、急速なIT化による研究者の専門性の希薄化や、労働効率の低下、業界特有の人材流動性の高さによるノウハウ継承の困難性の解消にコミットするソリューションカンパニー。

ANCATでは、各研究チームで所有している解析手法を登録しクラウド上で管理することで、解析の簡便化を図れるという。また、遺伝子解析という大規模になりがちなストレージやコンピューティングのランニングコストを抑えるとともに、任意の公開設定によって施設間連携も可能だ。

解析プラットフォーム「ANCAT」のダッシュボード(掲載画像左)と解析登録画面(掲載画像右)

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