ウェブブラウザーBraveがピア・トゥ・ピアプロトコルIPFSのネイティブサポートを追加

今回は「ウェブブラウザーBraveがピア・トゥ・ピアプロトコルIPFSのネイティブサポートを追加」についてご紹介します。

関連ワード （Brave、P2P等） についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、TechCrunch様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。

分散型テクノロジーのコミュニティが、暗号通貨のサポートを超える技術のサポートを見つけようとしている。

米国時間1月19日、ウェブブラウザーBraveチームの発表によると、同社はProtocol Labsと協力して、同社のブラウザーにInterPlanetary File System（IPFS）のネイティブサポートを統合した。このピア・トゥ・ピアのファイル共有スタンダードは2015年にローンチし、オープンソースの支持者たちの間で支持を集めた。彼らはこのプロトコルが、企業や政府などによるウェブ上のコンテンツの取り下げを不可能にすることを称揚し、また、機能と性能がHTTPより優れていることや、オフラインのファイル閲覧性能、信頼性の高さなどを利点として挙げている。

IPFSはBitTorrentとの類似点が多く、ネットワーク上に分散する複数のユーザーがファイルをホストできる。Braveのアップデートで、このブラウザーのユーザーは「ipfs://」で始まるウェブアドレスでコンテンツにアクセスでき、また自分でもIPFSのノードをホストできる。同社によると、IPFSのサポートを加えると「インターネットの全体的なレジリエンスが向上する」という。

Braveは何でも分散化が好きな企業であるため、IPFSのホームになるかもしれない。Mozillaの共同創業者であるBrendan Eich（ブレンダン・アイク）氏が創業した同社のブラウザーは現在、2400万の月間アクティブユーザーがいる。Braveの最もユニークな機能が、ブロックチェーンとピア・トゥ・ピア技術をサポートしていることだ。2018年にBraveはTor Tabsのベータを発表して、分散プロトコルOnionのサポートを加えた。

また2020年はOperaブラウザーが、AndroidアプリへのIPFSの部分的サポートを発表した。

テクノロジー企業が徐々に暗号通貨に自らの商機を見出そうとしていることにともない、分散化技術によりメインストリームな関心が集まっている。先週TechCrunchは、Twitterがソーシャルメディアプラットフォームのための分散化ネットワークを構築しようとしている件を取り上げた。

IPFSは、今後メジャーなブラウザーがネイティブでサポートしていくのか、その点がまだ不明だ。ユーザーがファイルの破壊や改ざんを防げるという利点は濫用の恐れがあるし、また、現状ではかなりニッチな技術だからだ。

関連記事：インターネットは過剰と過密による窒息死を防ぐためにHTTPからIPFSへ大改造すべきだ

【原文】

The decentralized tech community is aiming to find support for technologies that go beyond cryptocurrency support.

In a blog post today the team at Brave announced that they have worked with Protocol Labs to integrate native support for the InterPlanetary File System (IPFS) inside their browser. The peer-to-peer file-sharing standard launched in 2015 and has been gathering support among open-source advocates who laud the protocol’s ability to stop companies and government bodies from taking down content across the web, as well as the more functional performance improvements, offline file-viewing capabilities and underlying reliability.

IPFS shares plenty of similarities with BitTorrent and allows files to be hosted by a multitude of users distributed across networks. With the update, Brave users will be able to access content from web addresses starting with ipfs:// and will be able to host an IPFS node themselves. The company says that adding support for IPFS will help improve “the overall resilience of the Internet.”

Brave is a likely home for the IPFS protocol given the company’s affinity for all things decentralized. The startup founded by Mozilla co-founder Brendan Eich says it now has 24 million monthly active users. Some of Brave’s most unique features have involved blockchain or peer-to-peer tech. In 2018, Brave announced a beta of Tor Tabs bringing the decentralized Onion protocol into the mix.

Last year, Opera announced that it was bringing limited support for IPFS to its Android application.

Decentralization tech is finding more mainstream interest as tech companies have slowly warmed up to the opportunities in cryptocurrency. Last week, TechCrunch looked into how Twitter was looking to help build out a decentralized network for social media platforms.

It’s unclear whether this is a technology that more mainstream browsers will opt to support natively, given the clear potential for abuse that exists in allowing users to work around file takedowns and the fact that it is a pretty niche technology for the time being.

（翻訳：iwatani、a.k.a. hiwa）

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