自動配送NuroがFedExと提携、配送ロボをライスマイルデリバリーに大規模導入

今回は「自動配送NuroがFedExと提携、配送ロボをライスマイルデリバリーに大規模導入」についてご紹介します。

関連ワード (FedEx、Nuro、ロボット配達、自動運転、配送等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、TechCrunch様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


Nurl(ニューロ)は2016年に元Google(グーグル)エンジニアのDave Ferguson(デイブ・ファーガソン)氏とJiajun Zhu(ジアジュン・スー)氏が設立した自動配送のスタートアップだ。このほど同社はFedEx(フェデラルエクスプレス)と提携して荷物輸送事業に参入する。

米国時間6月15日に発表された複数年複数フェーズの戦略的提携は、Nuroの次世代自動配送車をFedExの運用に組み込むテストおよび最終的な実運用を目指している。このロボット車はNuroの最新ロボットR2に続くものだ。自動運転分野の他社と異なり、Nuroの焦点は常に、低速度電気自動運転車で人ではなくパッケージを運ぶことだ。ただしその「パッケージ」は、食料品、料理、さらには医療用品の配達が中心だった。例えばコンビニエンスストア、Domino’s(ドミノ)、Kroger(クローガー)などと提携してきた。

FedExとの契約は同社にとって初めての小荷物配達への参入だ。パイロットプログラムはすでにテキサス州ヒューストンが始まっている。今回の複数年の取り組みによって、Nuroは同社のテクノロジーをより多くの人に新しい方法で届けることが可能になり、最終的には大規模な展開を目指している、とNuroの提携責任者であるCosimo Leipold(コシモ・リーポルド)氏は言った。

FedExはこれまで独自の自動運転技術に取り組んでいて、歩道を走る配達ロボットはよく知られている。Roxo(ロクソ)と名づけられたSameDay Botは、DEKA Development & Research Corpと、同社のファウンダーでSegway(セグウェイ)と車イスのiBot(アイボット)を発明したDean Kamen(ディーン・ケイメン)氏と共同で開発された。FedExが最初にSameDay Botを発表したのは2019年2月だった。そのFedExボットは、ライダーなどのセンサーと複数のカメラを装備し、機械学習アルゴリズムと組み合わせることによって、障害物を避けて安全な経路をたどり、かつ道路や歩道の交通ルールを守る。

当時同社は、AutoZone(オートゾーン)、Lowe’s(ロウズ)、Pizza Hut(ピザハット)、Target(ターゲット)、Walgreens(ウォルグリーンズ)、およびWalmart(ウォルマート)との共同で、自動ロボットを自社の配送ビジネスに適用する可能性を探ろうとした。FedExの狙いは、小売店が近隣の顧客からの注文を受け、ロボットを使って顧客の自宅や職場に同日配達することだった。同社は、テネシー州メンフィス、テキサス州のプレイノとフリスコ、およびニューハンプシャー州マンチェスターでテストを実施した、と広報担当者は言っていた。

Nuroとの提携は、歩道から離れて車道に進出するものだ。NuroのR2は大型で公道を走るように設計されており、重い荷物を遠くまで運ぶことができる。

FedExは、Nuroの自動運転ロボットをライスマイルデリバリーに大規模導入する長期契約を結んだと語った。

「イノベーションはFedExの礎であり、今後も会社のカルチャーとビジネス戦略の重要な部分でであり続けます」と先進技術およびテクノロジー担当副社長、Rebecac Yeung(レベッカ・ユン)氏は語った。

関連記事:トヨタの投資ファンドWoven Capitalが自動配送ロボティクスNuroに出資

画像クレジット:Nuro


【原文】

Nuro, the autonomous delivery startup founded in 2016 by former Google engineers Dave Ferguson and Jiajun Zhu, is expanding into parcel logistics through a partnership with FedEx.

The multiyear, multiphased strategic partnership announced Tuesday aims to test and ultimately deploy Nuro’s next-generation autonomous delivery vehicle within FedEx operations. This bot will follow Nuro’s more recent R2 bot. Unlike others in the autonomous vehicle industry, Nuro has always focused its efforts on designing a low-speed electric self-driving vehicle that transports packages, not people. But those “packages” have been more centered on the delivery of groceries, food and even medical supplies. Nuro has partnered with CVS, Domino’s and Kroger, for instance.

The deal with FedEx marks its first foray into parcels logistics. The pilot program has already started in Houston. This multiyear commitment will allow Nuro to bring its technology to more people in new ways, and eventually reach large-scale deployment, according to Cosimo Leipold, Nuro’s head of partnerships.

FedEx has been working internally on its own autonomous vehicle technology, notably a sidewalk delivery bot. The SameDay Bot, which was named Roxo, was developed in collaboration with DEKA Development & Research Corp. and its founder Dean Kamen, who invented the Segway and iBot wheelchair. FedEx first unveiled its SameDay Bot in February 2019. The FedEx bot is equipped with sensing technology such as lidar and multiple cameras, which when combined with machine learning algorithms should allow the device to detect and avoid obstacles and plot a safe path, all while following the rules of the road (or sidewalk).

The company said at the time it planned to work with AutoZone, Lowe’s, Pizza Hut, Target, Walgreens and Walmart to figure out how autonomous robots might fit into its delivery business. The idea was for FedEx to provide a way for retailers to accept orders from nearby customers and deliver them by bot directly to customers’ homes or businesses the same day. The company has tested the bots in Memphis, Tennessee as well as Plano and Frisco, Texas and Manchester, New Hampshire, according to a spokesperson.

The partnership with Nuro moves away from the sidewalk and onto the road. Nuro’s R2 is bigger and designed to operate on public roads, allowing it to travel farther distances and carry heavier loads.

FedEx said it has made a long-term commitment to use Nuro’s autonomous bots for last-mile delivery at large scale.

“FedEx was built on innovation, and it continues to be an integral part of our culture and business strategy,” said Rebecca Yeung, vice president, advanced technology and innovation, FedEx Corporation.

(文:Kirsten Korosec、翻訳:Nob Takahashi / facebook )

ついに日本で走り出す! 自動運転“レベル3”の車が走行可能に ...

自動運転レベル3の自動車とは? 運転自動化レベルは0~5に分けられており、自動運転はレベル3、4、5を指します。レベル3の自動車では、一定の条件の下であれば、運転者がハンドルから手を離すなどしてシステムに運転を任せられるようになります。

2025年「自動運転レベル4」に立ちはだかる壁 | 自動運転 | 東洋 ...

2021年3月4日、ホンダが世界初の自動運転レベル3量産車「レジェンド」を発表した。このクルマに搭載される「トラフィックジャムパイロット(渋滞運転機能)」では、高速道路の渋滞中に運転者が車載器でDVD視聴等が…

自動運転のレベル分けとは?レベル0~5までを一挙解説 ...

レベルに応じて運転タスクの主体や走行領域が設定されている自動運転のレベル分けについて、定義や最新の開発・実用状況などを解説する。

自動運転車 - Wikipedia

自動運転車(じどううんてんしゃ)とは、人間が運転操作を行わなくとも自動で走行できる自動車。英語では"autonomous car"と表記され、制御システムが「自律型」であることが要件となっている。 その他、「ロボットカー」や「UGV (unmanned ground vehicle)」、「ドライバーレスカー (driverless car ...

自動運転技術の取り組み(Automated Drive)| Honda

すべての人が心から安心して、どこへも自由に移動することができる、そんな喜びある未来へ向けて、Hondaは自動運転/安全運転支援技術の開発に取り組んでいます。

世界初! 2021年春“自動運転”市販車がいよいよ始動! 近未来 ...

2021年春、ホンダが世界に先駆けて高度な自動運転機能「トラフィックジャムパイロット」を市販モデルで実用化する。完全自動運転の実現に向けた大きな一歩となりそうだ。自動運転元年となる2021年、この先、自動運転の世界はこの先どのように発展していくのだろうか。カーライフジャーナリスト渡辺陽一郎氏が、自動運転の目指すべき未来について解説する。

自動運転の事故の責任は?保険で補償できる?|チューリッヒ

自動車保険の【チューリッヒ】公式サイト。自動運転の事故の責任はどうなるのかご説明。自動運転の車を運転して事故(死亡事故)を起こした場合、誰が責任を負うのか、保険で補償できるのか、チューリッヒの自動ブレーキ割引などもご説明。

結局「自動運転」はいつどのように実現するのか | 通信 | 東洋 ...

前回記事では、未来を様変わりさせるテクノロジーの要となる6Gについて説明した。新しい技術は突然現れない。すでにある技術の改良や組み合わせで登場することがほとんどだ。6Gで、どういう世界が実現するか。まず…

トヨタがいよいよEVと自動運転 ライバルたちを一気に抜き去 …

トヨタは最新の運転支援技術を採用した新機能「Advanced Drive」をレクサスLSとMIRAIに搭載。さらに、先日の上海モーターショーでは新しいEVを発表した。そして驚いたのは、トヨタが今さら水素エンジンにまで触手を伸ばしてきたことだ。 (1/3)

ボルボ 2022年「レベル4」自動運転開始! 驚きの新技術とは ...

 · レベル4自動運転には制度面が追いついていないため、当初はレベル3でのスタートとなるかもしれないが、ボルボは無線通信によるアップデートを実現するという。こいつは期待したい! 次ページは : 日本の商用自動運転は2025年に

COMMENTS


Recommended

TITLE
CATEGORY
DATE
フードデリバリーの「ゴーストレストラン」の正体 25店もの専門店が同居する店舗も
IT関連
2021-06-15 07:17
MITが植物を実験室で植物の組織を培養する方法を開発、最終的には林業や農業の代わりに木材や野菜を生産
バイオテック
2021-01-22 09:43
「macOS」でアプリをコマンドラインから閉じるには
IT関連
2024-04-21 22:27
栗田工業と日立、製鉄所など原料ヤード管理のDXで協業
IT関連
2022-09-30 15:53
Instagramが新商品をバズらせる新しい販売用セクション「ドロップ」を米国で公開
ネットサービス
2021-05-28 19:38
「Microsoft Teams」、ビデオ会議で98人まで表示可能に
IT関連
2021-06-18 02:54
React.js開発当初、「そんなものが使えるはずがない」とFacebook社内で評価されていた。React.jsの開発経緯を振り返る「React.js: The Documentary」YouTube公開
Facebook
2023-02-22 04:36
大手SIer9社、成長率が24年度に3%の減速へ
IT関連
2024-06-04 20:06
日清製粉グループ、請求書管理クラウドの導入でガバナンスを向上
IT関連
2021-03-31 19:16
SUSE、RHEL互換ディストリビューションを開発へ–レッドハットに対抗
IT関連
2023-07-13 11:01
書き込み可能な42インチの電子ペーパー PC、スマホと連携可 リコーが企業向けに提供
DX
2021-07-17 14:13
NTTら、道路橋の点検にドローンと画像AIを活用–熊谷市で実証実験
IT関連
2024-10-06 07:19
オートデスクのCEOが語る、メタバースが抱える大きな課題
IT関連
2022-10-07 04:05
「ChatGPT」の精度を劣化させる「ドリフト」現象–米研究チームが検証
IT関連
2023-08-09 21:50