大津赤十字病院、サイロ状態のシステムのバックアップを一元化
今回は「大津赤十字病院、サイロ状態のシステムのバックアップを一元化」についてご紹介します。
関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
日本赤十字社大津赤十字病院がサイロ化していたITシステムの仮想化基盤のバックアップをVeeam Softwareの製品「Veeam Backup & Replication」に一元化した。日本法人のヴィーム・ソフトウェアが発表した。
大津赤十字病院は、37診療科・684病床の持つ中核医療機関で、118年の歴史がある。従来は、部門ごとに情報システムを導入・構築したベンダーにバックアップ運用も委託しており、サイロ化やブラックボックス化が課題になっていたという。
このためVeeam製品を導入してバックアップ運用を一元化。病院職員がバックアップの状況把握や管理ができるよう病院内のリソースで対応できるようにした。これでバックアップ作業時間が最大10分の1に減り、ファイル復元の所要時間も最大約1日から数分に短くなったという。
大津赤十字病院の事務部 医療情報課長兼情報システム係長兼診療支援係長の橋本智広氏は、ヴィームの報道発表内で「患者さまの重要データや医療ビッグデータを取り扱っており、院内スタッフ自身の手でセキュリティやデータ保護を管理できるような体制構築が急務だった。院内情報基盤整備を推進し、各部門システム群を仮想統合することを決定、これを機にバックアップシステムの一元化および再構築に着手し、運用の内製化を図ることで情報基盤の安全性と安定性確保を目指した」と説明している。