「Windows 11」新プレビュー、「スタート」メニュー改善や新しいタッチジェスチャーなど
今回は「「Windows 11」新プレビュー、「スタート」メニュー改善や新しいタッチジェスチャーなど」についてご紹介します。
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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
Microsoftは、「Windows 11」の「Insider Preview Build 22557」をリリースした。「Windows Insider」プログラムに参加している「Dev」チャネルのテスター向けに、「ニッケル」ブランチ(「NI_RELEASE」)からリリースされている。「スタート」メニューのピン留めされたアプリのエリアにフォルダーを作成できるようになったほか、ライブキャプション、新しい「フォーカス」機能、「エクスプローラー」の「クイックアクセス」の改善、新しいタッチジェスチャーなど、複数の新機能が加わった。
Microsoftは米国時間2月16日のブログ記事で、新ビルドについて、今後ブランチを変更する際に通知しないとしている(ここ数年、ブランチには周期表の元素名を使ったコード名がつけられている)。Devチャネルのブランチは、今後のリリースで提供される機能と改善には関係しない。同社がこれまで説明してきたように、Devチャネルはあらゆる実験的な機能をテストするために利用され、これらの機能は今後公開されるWindowsに搭載されるかどうか分からない。
Build 22557では、スタートメニューにピン留めしたオブジェクトをフォルダーに移動させ、カスタマイズすることができるようになった。アプリをほかのアプリの上にドラッグすればフォルダーを作成できる。フォルダーにアプリを追加したり、フォルダー内でアプリを並び替えたり、フォルダーからアプリを取り除いたりすることもできる。現在、フォルダー名の指定や変更はできないが、今後のテストビルドで可能になる予定だ。
また、Windows 11のタスクバーでドラッグアンドドロップをサポートするようになった。また、スタートメニューの「すべてのアプリ」一覧からアプリをタスクバーにドラッグアンドドロップしてピン留めできる。
Microsoftは、通知が表示されないようにする「Do Not Disturb」オプションについて、新しい「フォーカス」エクスペリエンスの一部だとしている。フォーカスは今後「クロック」アプリ、そしてフォーカスに関連するタイマーやリラックス用の音楽などのツールと連携する。また、見逃した通知は、「通知センター」で確認できる。
エクスプローラーのクイックアクセスの表示もアップデートされている。「クイックアクセスにピン留め」は、フォルダーだけでなくファイルにも対応した。ピン留めしたファイルは、クイックアクセスで「最近使ったファイル」の上のセクションに表示される。また、個人アカウントと、仕事または教育アカウントの両方を利用していれば、Office.comからのピン留めファイルと最近のファイルもクイックアクセスに表示される。さらに、エクスプローラーに「OneDrive」が統合され、エクスプローラーからOneDriveの同期状況と使用容量を確認できる。
タッチジェスチャーには次の5つが加わった。スワイプでスタートメニューを開く/閉じる。スタートメニューで「ピン留め済み」アプリと「すべてのアプリ」、「おすすめ」と「その他」をスワイプで切り替える。「クイック設定」をスワイプで開く/閉じる。「通知センター」をスワイプで開く/閉じる。全画面表示するアプリやゲームで画面端からスワイプした際、誤操作を防ぐためのグリッパーが表示される。
「スナップレイアウト」ではウィンドウのスナップ方法が追加されている。画面の上部にウィンドウをドラッグするとスナップレイアウトが表示され、そのうちの1つにドロップするとウィンドウをスナップできる。また、「スリープ」や「画面オフ」を設定していない場合に、省電力設定を促す表示がなされるようになった。「タスクマネージャー」はデザインが新しくなった。
Microsoftによると、今回のビルドに「ARM64」版はない。また「Windows 11 Pro」は今回のビルドからインターネット接続が必須になり、個人利用には「Microsoftアカウント(MSA)」によるサインインが必要になる。