オープンソースへの貢献をメンターがサポートしてくれる「Google Summer of Code」、18歳以上なら誰でも参加可能に

今回は「オープンソースへの貢献をメンターがサポートしてくれる「Google Summer of Code」、18歳以上なら誰でも参加可能に」についてご紹介します。

関連ワード (期間中、禁輸対象、種類等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、Publickey様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


Googleは2005年から毎年、夏休みの時期の学生を対象に、オープンソースへの貢献をメンターがサポートすることでオープンソースへの参加を促し、オープンソースの活性化にもつなげようというプログラム「Google Summer of Code」を開催しています。期間中に一定の課題をクリアした学生には奨学金も提供されていました。

今年もGoogle Summer of Codeの開催が発表されていますが、実は今年から参加資格が変更されました。これまでは学生に限定されていましたが、今年からは18歳以上なら誰でも参加できるようになりました。

fig

下記は「Expanding Google Summer of Code in 2022」からの引用です。

Beginning in 2022, we are opening the program up to all newcomers of open source that are 18 years and older. The program will no longer be solely focused on university students or recent graduates. We realize there are many folks that could benefit from the GSoC program that are at various stages of their career, recent career changers, self-taught, those returning to the workforce, etc. so we wanted to allow these folks the opportunity to participate in GSoC.

2022年からは、18歳以上のオープンソース初心者の方にも開放します。このプログラムは、もはや大学生や新卒者だけに焦点を当てたものではありません。私たちは、キャリアのさまざまな段階にある人々、最近転職した人、独学で学んだ人、社会復帰した人など、Google Summer of Codeプログラムから恩恵を受けることができる多くの人々がいることを理解しており、これらの人々にも参加する機会を提供したいと考えたのです。

これにより参加資格は、18歳以上でオープンソースの初心者、米国の禁輸対象となっていない国在住で期間中はそこで作業ができ、これまでGoogle Summer of Codeに参加したことのない人、となります。

3月8日には、対象となる203種類のオープンソースプロジェクトが発表されました。

fig

詳細はぜひ当該ページをご参照いただくとして、主なプロジェクトを挙げると、「GCC」「Apache Software Foundation」「Ruby」「TensorFlow」「Debian」「GIMP」「Python」「PostgreSQL」「Ceph」「Git」「Swift」「Cloud Native Computing Foundation」「Electron」「FreeBSD」「Chromium」など多くの著名なプロジェクトがあります。

参加申し込みは4月4日から。申込時には自分がどのプロジェクトに対してどのような貢献をしたいか、というプロポーザルを提出することになります。

このプロポーザルを基に審査が行われ、5月20日に審査結果の発表。6月13日から9月12日が実施期間となります。

これまで学生ではないために申し込めなかったけれど、オープンソースへの貢献を真剣に考えている方々にとっては新たなチャンスではないかと思います。参加申し込みを検討してみてはいかがでしょうか。

COMMENTS


Recommended

TITLE
CATEGORY
DATE
スペースXがStarlink衛星60基を追加打ち上げ、予約注文は50万件以上
宇宙
2021-05-06 08:06
ウクライナ紛争が米国のサイバーセキュリティを脅かす理由
IT関連
2022-02-04 19:57
電動キックスクーターシェアのLimeがアプリ不要の乗車機能を展開、予約料金も撤廃
モビリティ
2021-03-26 11:08
東京ガスiネット、東京ガスグループ全体のIT投資管理基盤として「Apptio」採用
IT関連
2023-10-20 07:15
期限の制約なく無料で提供される「Free Tier」クラウドサービスまとめ、DBaaS/BaaS/その他編(2024年版)
BaaS
2024-06-10 23:45
リモートワークに必要なツールとサポートを提供するFirstbaseが約14億円調達、フィンテックから方向転換
ソフトウェア
2021-05-03 23:37
会社時間のGoogleアナリティクスを目指すTime is Ltd.、非効率な会議やメールの大洪水問題に取り組む
ソフトウェア
2021-06-12 19:26
お金の悩みを抱える個人とファイナンシャルプランナー・金融仲介業者とのマッチング「お金の健康診断」が1.6億円を調達
ネットサービス
2021-07-14 08:55
ユカイ工学と共同開発、STEM通信教育「ワンダーボックス」にロボットの組み立てを通し学べる「メカニクスラボ」登場
IT関連
2022-02-03 18:03
ユーソナー、取引先のコンプライアンス確認などを支援するSalesforceアプリを発表
IT関連
2025-01-29 09:37
蒔絵で“水のきらめき”表現した「オシアナス」限定発売 京蒔絵師が1点ずつ制作
くらテク
2021-04-22 07:28
ファイントゥデイ資生堂、データ駆動型の経営基盤にクラウドERPを活用
IT関連
2022-02-04 21:38
「マネーフォワード クラウド契約」、「案件管理オプション」提供–契約業務を一元管理
IT関連
2023-07-20 11:54
責任あるAIの実現には多面的なアプローチが必要–MIT SMR誌レポート
IT関連
2023-07-01 05:16