AWSの新たな「ユーザー視点のパートナー施策」は奏功するか
今回は「AWSの新たな「ユーザー視点のパートナー施策」は奏功するか」についてご紹介します。
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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
「これまで日本のIT業界にはなかった発想のパートナー施策にチャレンジしていきたい」
AWSの日本法人であるアマゾン ウェブ サービス ジャパン(以下、AWSジャパン) 執行役員パートナーアライアンス統括本部長の渡邉宗行氏は、同社が3月16、17日にオンラインで開催しているパートナー企業向けの年次イベント「AWS Partner Summit Japan 2022」の初日の基調講演後に応じた筆者のインタビュー取材でこう強調した(写真1)。
渡邉氏は同イベントの基調講演で、AWSが2021年11月末に米国で開催した年次イベント「re:Invent 2021」で発表した新たなパートナー施策「AWS Partner Paths」(以下、AWSパートナーパス)を日本でも本格的に推進していくことを表明した(写真2)。
AWSパートナーパスは、パートナーが顧客に提供する「オファリング」に基づいて、AWSとの連携を加速するためのパートナー施策の新たな仕組みを指す。これまで同社のパートナー施策はパートナーを「テクノロジー」と「コンサルティング」の2分野に大別していただけだったが、これをオファリング別に置き換えた形となる。
オファリングとは端的に言えば「製品・サービス」のことだが、同社がこの言葉を使用しているので本稿でもそのまま表現する。具体的には、写真2および図1に示したように「ソフトウェア」「ハードウェア」「サービス」「トレーニング」「ディストリビューション」の5分野となっている。パートナーは自社の顧客向けオファリングに基づいて、1つ以上のパスに参加することができる。各パスでは、リソース、ベネフィット、プログラムにおいて厳選されたソリューションを提供するという触れ込みだ。
渡邉氏は基調講演で「パス」という言葉について、「回すパスではなく『道筋』を表す。つまり、お客さまのクラウドジャーニーを支援する道筋を示すと理解していただきたい」と説明した。