Slackがロシア国内のアカウント停止措置を開始、親会社Salesforceの対応に追従

今回は「Slackがロシア国内のアカウント停止措置を開始、親会社Salesforceの対応に追従」についてご紹介します。

関連ワード (制裁対象、影響、行動等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、TechCrunch様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


Oscar Wong via Getty Images

業務用コミュニケーションツールのSlackが、ロシア国内のアカウントを停止する措置を開始しました。Slackの親会社であるSalesforceはすでにロシアからの撤退を表明しており、これに準じた対応と考えられます。

ニュースサイトAxiosによると、Slackのアカウント停止は主に米国からの制裁対象になった会社や組織を対象に予告なく行われており、一切のデータのダウンロードやバックアップの機会も与えられなかったとのこと。

Slackは数多くの企業に浸透しており、社内におけるコミュニケーションやファイルのやりとりなど、利用する企業にとって重要なデータを多く取り込んでいます。そのためバックアップ手段を講じていない状態で突然利用できなくなった場合、業務への影響は非常に大きなものとなりそうです。

SlackはAxiosに対し「われわれは、事業を展開する他の国々における米国の制裁規制を遵守することを法律で義務付けられており、状況によっては事前通知なしにアカウントを即時停止するなどの行動を起こすことが求められている」と述べました。そして「法律で許可されている場合には、これらのアクションの影響を受ける顧客と連絡を取っている」とコメントしています。

なお、Slackとしては遮断した企業のアカウントのデータを削除はしていないものの、制裁によって遮断された組織はそれが解除復旧されるまではデータにアクセスすることもできません。

ちなみにSalesforceは、撤退は先週から開始しているものの、ロシア国内の顧客はごく少数であり「ロシアには重要な事業はない」と述べています。

(Source:Axios。Engadget日本版より転載)

COMMENTS


Recommended

TITLE
CATEGORY
DATE
5GとAIの組み合わせで広がるイノベーションの裾野
IT関連
2023-12-09 02:20
セブン銀行、サービスナウの人事管理サービス採用–業務効率化と働き方の変革へ
IT関連
2024-12-04 07:03
顧客体験を改善するには技術者が人と話すべき
IT関連
2023-05-25 19:46
GitHub、GitHubホステッドランナー向けAzureプライベートワーク接続を一般提供
IT関連
2024-04-05 23:22
React for Web/Reat Native両対応のUIフレームワーク「Tamagui 1.0」正式リリース。最適化コンパイラで高速なレンダリングなど実現
HTML/CSS
2023-01-05 00:32
今週の記事ランキング(2021.2.7〜2.11)
IT関連
2021-02-13 10:33
コロナ禍で変わるマルチクラウド時代のデジタル衛生管理–その現状と展望
IT関連
2021-06-25 19:54
GitHubが全ユーザーを対象にパスキー正式対応、パスワードレスでログイン可能に
GitHub
2023-09-26 15:51
EU、大手ITの規制強化で合意–「デジタル市場法」制定へ
IT関連
2022-03-29 12:24
ネットワン、ネットワーク特化の独自LLMを開発へ–エンジニア業務の効率化・品質向上を目指す
IT関連
2023-10-27 08:36
[速報].NET 9が正式リリース。ガベージコレクションの改良でより高速かつ省メモリに、可観測性を実現する.NET Aspire、AIツールのためのミドルウェアなど登場
.NET
2024-11-13 09:17
金融の未来はオープンソースにあり
IT関連
2022-12-27 16:17
ユーザーによる写真投稿数55万枚、美容医療の口コミ・予約アプリ「トリビュー」が10億円のシリーズB調達
IT関連
2022-02-02 01:30
在宅勤務のトレンドに変化? わずかに見えてきた兆し
IT関連
2023-02-14 19:06