ソフトバンク傘下のArm、1000人近くの人員削減か–NVIDIAへの売却頓挫で
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ソフトバンクグループが子会社のチップメーカーArmをNVIDIAに400億ドル(約4兆7000億円)で売却する計画は、2月に頓挫した。これを受け、Armは米国と英国の従業員の12〜15%をレイオフする準備を進めていると、Bloombergが米国時間3月14日に報じた。
Bloombergによると、このレイオフは、Armの最高経営責任者(CEO)を務めるRene Haas氏のメッセージによって従業員に伝えられ、米英の従業員1000人近くが対象になる可能性があるという。経費削減とプロジェクト縮小に向けた同社の取り組みの一環とされている。
Armは、レイオフを準備していることは認めたが、詳細は明らかにしなかった。
ソフトバンクグループはIoT分野におけるリーチ拡大の一環で、2016年に約3兆3000億円でArmを買収した。Armの設計と技術は、Apple、サムスン、Qualcommなどに採用され、プロセッサーの基本設計として世界中の多くのスマートフォンに搭載されていることから、Armは業界でとりわけ影響力が大きい企業となっている。