マセラティ、2025年までに6車種の電気自動車を市場に投入
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イタリアの高級車ブランド、Maserati(マセラティ)は、2025年までにラインナップの各モデルに電気自動車バージョンを導入し、2030年までには内燃エンジンの廃止を計画している。これによって同社は、Aston Martin(アストンマーティン)からVolvo(ボルボ)まで、電気自動車への移行を公約に掲げる自動車メーカーの長いリストに加わる最新のブランドとなった。
マセラティは2023年に、3車種のバッテリー駆動電気自動車を発売する予定だ。次世代型の2ドアクーペ「Granturismo(グラントゥーリズモ)」とコンバーティブルの「Grancabrio(グランカブリオ)」、そして新型ミッドサイズSUV「Grecale(グレカーレ)」のEVバージョンである。さらに2025年までに、スーパースポーツカー「MC20」と、次世代にモデルチェンジする4ドアセダン「Quattroporte(クアトロポルテ)」およびSUV「Levante(レヴァンテ)」にEVが登場する。つまり、2025年までにマセラティは、全部で6車種のEVを提供することになるわけだ。
3月22日に発表イベントが予定されているグレカーレは、現行のレヴァンテに続くマセラティのSUVだ。レヴァンテは、現在マセラティのラインアップで唯一のSUVだが、同社の売上の60%近くを占めている。グレカーレは、EVと高級SUVに対する消費者の需要の高まりに対応することで、市場のスイートスポットを突く可能性がある。
マセラティのクルマは、今後もイタリアで生産が行われる予定だ。マセラティの親会社で、Fiat-Chrysler(フィアット・クライスラー)とPSA Group(PSAグループ)の合弁会社であるStellantis(ステランティス)は、積極的に電動化を推進している。このコングロマリットは、2030年までに全世界で500万台のEVを販売するという目標を掲げ、そのために75車種以上のバッテリー電気自動車を用意する計画を立てている。
マセラティのDavide Grasso(ダヴィデ・グラッソ)CEOは、これらマセラティの新モデルが親会社の他の車種とプラットフォームを共有するかどうかについては明言を避けた。
「もちろん、ステランティスの中で、私たちは多くの機会を持つビッグファミリーの一員です」と、グラッソ氏は語った。「マセラティがパフォーマンスとラグジュアリーの象徴であることは明らかであり、それは将来も確実に守られていくはずです。電動化に向けて、マセラティでは最高の航続距離とパフォーマンスの実現に焦点を当てた専用アーキテクチャを、より多く目にすることになるでしょう」。
グラッソ氏によると、マセラティは今のところ、Formula One(フォーミュラ・ワン、F1)から距離を置き、自動車メーカーがバッテリー技術をテストするために役立つ電気自動車レースシリーズのFormula E(フォーミュラE)に集中するという。「今はフォーミュラ・ワンの参戦は計画していません。しかし、今後も絶対にないとは言いません」。
画像クレジット:Maserati
【原文】
Maserati plans to launch a battery-electric version for each model in its portfolio by 2025 and phase out gas engines by the end of the decade, making it the latest to join the long list of marques from Aston Martin to Volvo that have pledged to go electric.
Next year, Maserati will launch a trio of battery-electric models: the Granturismo and Grancabrio GTs and the Grecale midsize SUV. By 2025, the manufacturer will launch three more EVs: the MC20 and all-electric versions of its Levante SUV and Quattroporte sedan. That means that by 2025, Maserati will offer six EVs in all.
The Grecale will be unveiled next week, eventually joining the Maserati Levante, which is currently the lone SUV in the automaker’s lineup but comprises nearly 60% of the brand’s sales. The Grecale could hit that market sweet spot for Maserati by tapping into increasing consumer demand for EVs and luxury SUVs.
Maserati’s models will continue to be made in Italy. Maserati’s parent company, the joint venture between Fiat-Chrysler and PSA Group called Stellantis, is pursuing electrification aggressively. The conglomerate set a goal to sell more than 75 battery-electric models in its quest to sell five million EVs globally by 2030.
Maserati CEO Davide Grasso declined to specify whether the new Maserati models will share a platform with other vehicles in its parent company’s portfolio.
“Of course with Stellantis, we are part of a big family with lots of opportunity,” Grasso said. “What is clear is that Maserati stands for performance and luxury, and that will be protected for sure in the future. As we move toward electrification, you will see more dedicated architecture focused on delivering the best in range and performance.”
Maserati is stepping away from Formula One to focus on Formula E, the all-electric race series that helps automakers test their battery technology, according to Grasso. “Right now Formula One is not on the horizon, but never say never.”
(文:Jaclyn Trop、翻訳:Hirokazu Kusakabe)