McAfee Enterpriseのクラウドセキュリティ事業、Skyhigh Securityの下に
今回は「McAfee Enterpriseのクラウドセキュリティ事業、Skyhigh Securityの下に」についてご紹介します。
関連ワード (セキュリティ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
投資グループのSymphony Technology Group(STG)は1月、買収したMcAfeeの法人セキュリティ事業部門(McAfee Enterprise)と旧FireEyeの製品事業部門を統合した新会社の名称を「Trellix」にすると発表した。この統合は2021年10月に完了している。
STGは2021年、McAfee Enterpriseを40億ドル(約4400億円)で買収した。その後、FireEyeの「FireEye」製品事業を12億ドル(約1300億円)で買収している。
STGはTrellixについて発表した際、Trellixは機械学習(ML)と自動化を用いた脅威の検知と対応に注力すると説明した。また、McAfee EnterpriseのポートフォリオすべてがTrellixに統合されるわけではないとしていた。
統合対象とならなかった、セキュリティサービスエッジ(SSE)ポートフォリオは、新たに発表された「Skyhigh Security」の下で提供されるようだ。STGは米国時間3月22日、Skyhigh Securityの立ち上げを発表した。1月には、McAfee Enterpriseを2つの組織(TrellixとSkyhigh Security)に分割する意向を明らかにしていた。Skyhigh SecurityのSSEポートフォリオには、クラウドアクセスセキュリティブローカー(CASB)やセキュアウェブゲートウェイ(SWG)、ゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)などが含まれる。
Skyhigh Securityは「クラウドセキュリティ関連で高まりつつある大企業と中小企業の要求に応える」ために設立された。Ciscoのサイバーセキュリティ事業を率いた経歴を持つGee Rittenhouse氏がSSE事業のCEOに就任する。
Rittenhouse氏は、「データの大半がクラウドにあり、ユーザーがどこからでもアクセスしている中で、セキュリティへの新しいアプローチが必要だ」とコメントしている。
「Skyhigh Securityは、統合されたポリシーとデータアウェアネスにより、データのアクセスと利用の両方を保護する包括的なセキュリティプラットフォームを作り上げている。組織は完全な可視性とコントロールを実現し、セキュリティリスクをシームレスに監視、軽減することが可能になった。このことで関連コストの低減、効率性の向上が実現し、イノベーションのスピードについていけるようになっている」(Rittenhouse氏)
STGは、McAfee Enterpriseを2つの組織に分割することで、脅威の検知と対応、そしてSSEという「大きく異なる市場により注力」できるようになるとしている。