「Windows Defender」に脆弱なドライバーをブロックする機能
今回は「「Windows Defender」に脆弱なドライバーをブロックする機能」についてご紹介します。
関連ワード (セキュリティ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
Microsoftは、「Windows 10」「Windows 11」「Windows Server 2016」以降の「Windows Defender」に、脆弱性が存在するドライバーをブロックする「Vulnerable Driver Blocklist」機能を新たに追加する。この機能は、IT管理者が悪質なドライバーや悪用可能なドライバーからユーザーを保護できるようにすることを目的としたものだ。
MicrosoftのOSセキュリティおよびエンタープライズ担当バイスプレジデントDavid Weston氏は米国時間3月27日、このWindowsの新しいセキュリティ機能についてツイートしている。
この機能は、Windows 10のSモードと、コア分離のメモリー整合性機能が有効になっているWinodwsでデフォルトで有効になるようだ(コア分離のメモリー整合性機能は、「Hypervisor-protected Code Integrity」:HVCIとも呼ばれている)。詳細については、「Microsoftが推奨するドライバーブロックの規則」のページで確認できる。
このブロック機能には、MicrosoftがOEMパートナーと協力して管理しているブロック対象ドライバーリストが使用される。ghacks.netの記事で説明されているように、ドライバーをブロックするのは、そのドライバーに、Windowsカーネルの特権昇格のために悪用される恐れのある既知のセキュリティ脆弱性が存在する場合、それ自体がマルウェアであるかマルウェアの署名に使われていた証明書が利用されている場合、または動作自体が悪質なわけではないものの、Windowsのセキュリティモデルを迂回し、Windowsカーネル内の特権昇格に利用できる場合だ。
筆者は、このドライバーブロック機能がWindows 10とWindows 11のすべてのバージョンで利用できるのか、本格的に展開されるのはいつになるのかをMicrosoftに問い合わせたが、現時点では回答を得られていない。
そのほかのセキュリティ関連のニュースとして、Microsoftは3月28日、米国政府向けの新しいクラウド環境である「Office 365 Government Secret」についての計画を発表した。