富士通がインドに新研究拠点、現地教育機関とAIなどを共同研究

今回は「富士通がインドに新研究拠点、現地教育機関とAIなどを共同研究」についてご紹介します。

関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 富士通は、インドのバンガロール市に新たな研究拠点「Fujitsu Research of India Private Limited(FRIPL)」を設立した。人工知能(AI)分野で世界的にプレゼンスの高いインド工科大学ハイデラバード校やインド理科大学院とAI分野の最先端技術に関する共同研究を開始した。

 FRIPLでは、AIと量子ソフトウェアを中心とした研究開発を行う。インド国内の同分野の優れた人材を継続的に採用し、2024年度には研究者を50人規模に拡大する。今後は、セキュリティなどにも研究分野を広げ、日本や欧米などにおける富士通の研究拠点と連携しながら、グループにおける世界最先端のソフトウェア研究開発を担う。

 インド工科大学ハイデラバード校との共同研究では、因果関係をより高精度に推定するAI技術の研究に取り組む。富士通の現場のデータから新たな発見の手掛かりを提示する「発見するAI」に用いられる大量データから因果関係を高速に抽出する技術に、同校が得意とする幾何学的統計理論に関する知見を組み合わせる。これにより、これまで扱えなかった複雑な因果関係を抽出することが可能になる。

 インド理科大学院との共同研究では、さまざまな変化に応じて自律的に学習するAI技術の研究を実施する。富士通が持つ強化学習などの適応型機械学習に関する知見と、インド理科大学院の先進的な深層学習の研究によって蓄積された世界トップレベルの知見や技術を融合して、専門家の試行錯誤なしに高精度な推論が可能な深層学習モデルの自動生成手法を研究開発する。これにより大規模システムの自動運用やビジネスの重要業績評価指標(KPI)を最大化する経営の意思決定支援など、常に環境変化への対応が求められる領域でも適用可能なAIの実現を目指す。

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