デル、中小企業向けの新サービス「ゼロタッチPC」–ひとり情シスのPC運用負荷を軽減
今回は「デル、中小企業向けの新サービス「ゼロタッチPC」–ひとり情シスのPC運用負荷を軽減」についてご紹介します。
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デル・テクノロジーズは4月21日、中堅中小企業(SMB)におけるPC管理の運用負荷を軽減する新サービス「ゼロタッチPC for SMB」の提供を開始すると発表した。
ゼロタッチPCは、日本マイクロソフトが提供する「Microsoft 365」と、デルが提供する「PC即納モデル」「ゼロタッチPC立ち上げサービス」「ゼロタッチPC運用サービス」を組み合わせたトータルサービスになる。デル・テクノロジーズ 上席執行役員広域営業統括本部長の瀧谷貴行氏は、記者会見で「運用管理のマニュアル対応やPCの初期セットアップ、故障したときの障害対応をできるだけ『ゼロ』にする」と話す。
サービス提供の対象となるのは、情報システム担当者が1人以下(ひとり情シス/ゼロ情シス)の割合が高く、クライアントPCの購入・運用に関する運用負荷の高い、従業員50~300人規模の国内SMB。
デル・テクノロジーズが2022年2月15日~3月18日に実施したSMB向けのIT投資動向調査によると、SMBにおけるデジタル化の進行状況は、新型コロナウイルス感染症の世界的な大流行後も限定的で、ひとり情シスの業務負荷が高止まりを続け、その現状業務が足かせとなって事業変革に着手できていないという状況が浮き彫りになった。特に、クライアントPCの購買・利用に関わる業務負荷が最も高くなっている。
瀧谷氏は、「事業変革に取り組んでいるSMBは23%で、前年比で2%増加したものの、大手企業とのギャップは大きい」といい、情シス担当者の勤務時間が「増加している」とする企業が17%、「変わらない」が64%で業務負荷が高い状況が続いていると指摘。また、業務の割合は、既存環境の運用業務に65%の時間を費やしており、中でもクライアントPCの運用管理が21%を占めるなど、事業変革へのリソースシフトが困難になっているとした。
ゼロタッチPC立ち上げサービスは、クライアントPCの導入設定作業を自動化し、リモートからデバイスやアプリケーションの管理を可能にする「Microsoft Intune」と「Windows Autopilot」の構築・設定サービスになる。管理者向けの オンライン トレーニングも提供する。
ゼロタッチPC運用サービスは、サービス利用企業に共通の予備在庫を保有し、故障と判定されたクライアントPCの予備機をセットアップした状態で、最短翌営業日に発送する。ゼロタッチ PC事務局で運用を一元化するだけでなく、運用サービスの依頼や問い合わせを専用ポータルサイトからオンラインで対応可能。