「Windows」向け「OneNote」刷新–AI活用の音声コマンドや書き起こしなど

今回は「「Windows」向け「OneNote」刷新–AI活用の音声コマンドや書き起こしなど」についてご紹介します。

関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 Microsoftは、デジタルノートアプリ「OneNote」に予定されている変更について、詳細を明らかにしている。

 Microsoftは5月に入り、新しいインク機能、ページソートのオプション、デバイスがロック中でもアプリをアップデートできる機能をリリースしている。また、人工知能(AI)を利用したディクテーション、カメラで撮影した写真の挿入、新しい共有エクスペリエンスなど、今後提供される機能も明らかにした。

 Microsoftは「Windows」で利用できる2つのOneNoteアプリの統合を完了していない。1つは「Office」と一緒にインストールされるもの、もう1つは「Microsoft Store」で入手できる「Windows 10」向けのOneNoteアプリだ。単一のWindows向けOneNoteアプリを作ることを想定しており、1年をかけて徐々に進められているようだ。

 Microsoftは、「2つのアプリを統合しており、Windowsで単一のOneNoteアプリのシンプルさを得られるようになる。Windows 10向けのOneNoteの重要な独自機能を取り入れながら、WindowsのOneNoteアプリには今後も新機能が搭載される」と説明している。

 最新のOneNoteアプリは、「Microsoft 365」の一部として入手可能で、「Windows 11」にOfficeと一緒にプレインストールされるほか、無料のスタンドアロン版をダウンロードできる。

 Microsoftが米国時間5月25日に発表した情報は、Windows向けOneNoteアプリのみが対象となる。

 Microsoftは12月、Windows 11に合わせて刷新したOfficeの「ビジュアルアップデート」を実施し、OneNoteにも新しいデザインが適用された。角が丸くなったウィンドウなどが採用されている。5月のアップデートでは、ナビゲーションペインと全画面表示モードにもそのようなデザインの変更が適用されている。また、Windows 11のテーマとデスクトップ壁紙がOneNoteのアプリのウィンドウに反映されるようになっている。

 未読のページやセクションを示す未読インジケーターも新しくなる。このほか、オプションの「シンプルリボン」(「クラシックリボン」から変更できる)を選択し、コンテンツの領域を増やせるようになる。「リボン」のレイアウトは、ショートカットが並んだツールバーの右端のドロップダウンメニューから選択できる。

 OneNoteでは、音声ツール、インク描画ツール、カメラ機能のほか、テキストの書式設定、編集、整理ができるAIで強化された音声コマンドが間もなく使えるようになり、アイデアをまとめる手段が広がる。例えば、「delete that(削除)」「pause dictation(ディクテーションを一時停止)」などと指示してテキストを編集できる。

 また、Officeでトランスクリプションとインク入力を組み合わせて利用できるようになる。録音しながら文書に注釈を付けたり、文書を見直す際に、録音に合わせてインク入力を再生したりすることができる。OneNoteのディクテーションの設定に、句読点自動補完(auto-punctuation)機能も加わる。

 ページのソート機能では、ページをアルファベット、作成日、更新日などで並べ替えることができるほか、これまでのように、ページをドラッグアンドドロップして手動で並べ替えることも可能だ。

 新しい共有エクスペリエンスでは、「ノートブック全体を共有」や「ノートブックへのリンクをコピー」を選択できる。「ページのコピーをメール(Email Copy of Page)」を選択し、ノートブック全体ではなくページ単位で共有することもできる

 カメラで撮影した写真の挿入と新しい共有エクスペリエンスは現在、「Office Insider Program」登録者のみが利用できる。

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