「Outlook.com」、障害から復旧–原因は「最近の変更」
今回は「「Outlook.com」、障害から復旧–原因は「最近の変更」」についてご紹介します。
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Microsoftによると、「Outlook.com」で障害が発生していたものの、既に復旧したという。今回の障害で電子メールの送受信や検索が不能になり、その原因は「最近の変更」にあったとされている。
Microsoftは世界協定時間(UTC)2月7日午前4時4分に同サービスにおける問題を確認したとし、北米とその他「一部のリージョン」のユーザーに影響が及んでいると報告した。この問題自体は、同社の北米のインフラに影響を与える不具合に起因しているという。同社はこの一部のリージョンがどこなのかを明らかにしなかったが、最新情報を提供する中で、「Microsoft Teams」をはじめとするサービスが使用している「カレンダー」のAPIにも影響が及んだとした。
しかし、同社は午前11時5分に「影響があったインフラ全体に緩和策を実施した結果、徐々に復旧し始めている」とツイートした。そして午後3時32分に、「可用性は99.9%になり、復旧はほぼ完了した。完全な復旧を確実なものにするために、同環境の監視を続ける」、午後4時45分には「問題が解消したことを確認した」とツイートした。
Microsoftはツイートに先立って午前8時43分に同社の「サービス正常性」ページでこの問題についての詳細を発表していた。そこには「現在の状態:北米インフラの一部に影響が及んだことで、北米リージョン以外の一部リージョンのユーザーにもその影響が残っている可能性がある。こうした一部のリージョンのユーザーが遭遇している問題は徐々に解消していることを確認している。当社は、同サービスの可用性を復旧するために、北米の影響を受けたインフラを主な対象とした再起動作業を引き続き実施中だ」と記されている。
MicrosoftのTwitterアカウントである@MSFT365Statusは、「最近の変更」が今回のサービス中断のきっかけであるとツイートしている。ただ、どういった変更であったのかは述べられていない。
同ツイートには「当社は最近の変更が障害のきっかけになっていることを確認し、このサービスの可用性を復旧させるために考えられるソリューションに向けて取り組んでいる。より詳細な情報については、(『Microsoft管理センター』の)『EX512238』を参照するか、https://portal.office.com/servicestatusにアクセスしてほしい」と記されている。
今回のOutlook.comの障害は、米国時間1月25日に同社のクラウドサービスで発生した数時間にわたる世界規模の障害に続くものだ。その際には「Microsoft Teams」や「Exchange Online」「Outlook」「SharePoint Online」「OneDrive for Business」「Microsoft Graph」「Power BI」「Microsoft 365 Admin Portal」「Microsoft Intune」「Microsoft Defender for Cloud Apps」「Microsoft Defender for Identity」に影響が及んでいた。