GitHubの教育担当責任者が語る、テクノロジー教育の過ちと機会
今回は「GitHubの教育担当責任者が語る、テクノロジー教育の過ちと機会」についてご紹介します。
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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
GitHubの教育担当シニアディレクターであるMoira Hardek氏の仕事は、コンピューターサイエンスやコーディングの世界に向けた学生の興味を刺激するとともに、そういった世界とのつながりを感じられるようにするためのアイデアや戦略を洗い出すというものだ。
GitHubは最近、「GitHub Global Campus」に参加し、「GitHub Classroom」を利用している教育者に対して、同社の統合開発環境である「GitHub Codespaces」を無料で利用できるようにしたと発表するとともに、対面型の2つの卒業イベントを6月にホストする計画を発表した。
Hardek氏によると、「GitHub Education」プラットフォーム上では約190万人の学生が活動しているという。
同氏は「教育分野におけるCodespacesの利用で特に画期的だと言えるのは、開発環境のセットアップ方法だ」と述べ、「学生の立場で、あるいは教育者の立場でコードを記述しようとした人であれば分かるだろうが、開発環境を用意するには時間がかかる。何時間もかかる場合があり、コンピューターサイエンスのエクスペリエンスを台無しにし、ただ構文を書いていくだけのような結果に終わってしまうこともある」と続けた。
Hardek氏は最近の米ZDNetとのインタビューで、テクノロジーに興味を抱いたきっかけや、学生に対してテクノロジー教育のエクスペリエンスを提供する機会、GitHub内のコミュニティー意識、テクノロジー教育における誤解と機会について語ってくれた。
以下はそのインタビューの内容をまとめたものだ。
私は常に強力な女性ロールモデルに囲まれてきました。実は私の通っていた高校は、カトリック系として世界最大の女子校だったのです。このためご想像の通り、在学時にたくさんのエンパワーメントを得てきました。しかし、この業界に足を踏み入れた時、私がそれまでに得てきたような真にポジティブなメッセージとは大きく違うものを感じたため、大いに驚き、そして落胆しました。
キャリアの初期において私は、技術的な仕事の場で自分が唯一の女性であることに何度も気付かされました。私は、技術サービスの場でも実際に豊富な経験を積みました。そして周りを見回し、素晴らしいとは言えない自らのエクスペリエンスに目を向けた時、この分野の状況を変えたいと思うとともに、多様性にフォーカスしたいと考えたのです。そして教育分野に進んでいくことにしたのです。