サッポログループ物流、請求書の9割をデジタル化–物流業界のDXを促進
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サッポログループ物流は、ウェブ請求書クラウドシステム「BtoBプラットフォーム 請求書」を導入した。同システムを提供するインフォマートが6月23日に発表した。
BtoBプラットフォーム 請求書は、取引先との請求書の発行や受け取りをデジタルデータで行うウェブ請求書クラウドシステム。 大手飲料メーカーであるサッポログループの物流事業を担うサッポログループ物流は、今回の導入で請求支払業務のデジタル化とペーパーレスを実現したという。
同社はグループ内外の企業との取引が多く、1000社を超える企業との請求書の発行/受取を行い、それぞれ毎月700件ほどのやりとりが発生している。
BtoBプラットフォーム 請求書を導入する前は、請求書の発行は帳簿に手書きをした上で上長の承認を受け、社印をもらうという流れを取っていたという。また、取引先の企業には請求書の原本を郵送する前にFAXやメールで内容を知らせていた。
支払い業務では、取引先の希望に合わせた支払い通知書を発行していたため、FAXやPDFなど形式が異なり、業務が煩雑化していたという。
このような課題を解消するため、業務標準化プロジェクトの一環として同システムを2020年6月から導入。当初のデジタル化率は60%以上で、2022年4月現在は請求書の90%を電子化。また、作業時間は半日から1日程度短縮し、実務担当者は業務負担の軽減を実感しているという。発行した電子請求書は即日で取引先に届くため、事前にFAXやメールを送る手間がなくなった。
BtoBプラットフォーム 請求書の活用は進んでおり、新規の取引先の情報を基幹システムに登録する際はメールアドレスを必須項目にするなど、業務の効率化につながっている。業務上、対面でのやりとりが必要でテレワークが困難な場面はあるものの、可能な業務はテレワークで行うという機運も高まりつつあるという。