ISID、自治体のスマートシティー実現に向けた都市OSソリューション提供

今回は「ISID、自治体のスマートシティー実現に向けた都市OSソリューション提供」についてご紹介します。

関連ワード (経営等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 電通国際情報サービス(ISID)は、スマートシティーの実現に向けた都市OSソリューション「CIVILIOS」を全国の自治体向けに提供開始した。

 CIVILIOSは、内閣府が公表しているスマートシティーリファレンスアーキテクチャーに準拠した都市OSを構築するサービス。欧州発のオープンソースソフトウエア(OSS)「FIWARE」と電子政府化で先行するエストニア発のOSS「X-Road」を基にしている。

 CIVILIOSは、IoTセンサーデータや地理データなどオープンデータのプラットフォームであるFIWAREと、企業間のデータ連携や医療データなどセキュアデータのプラットフォームであるX-Roadをデータ連携基盤とし、パーソナルデータ管理、認証/ID管理、住民合意形成、分析ダッシュボードなどの機能群を搭載している。マルチクラウドでの提供が可能で、自治体ニーズに応じて最適な組み合わせで都市OSを構築できる。

 スマートシティーリファレンスアーキテクチャーでは、都市OSの構成要素を「サービス連携」「認証」「サービスマネジメント」「データマネジメント」「アセットマネジメント」「外部データ連携」「セキュリティ」「運用」に分類し、それぞれに必要となる個別機能要件を定義している。CIVILIOSはこれらの構成要素に準拠し、サービスレイヤー上の複数分野にわたる先端的サービスを柔軟に接続可能な都市OSを提供する。

 また2種類のOSSを組み合わせることで、公開の有無、フォーマット、リアルタイム性が異なる多種多様なデータを適切にコントロールできる。

 FIWAREとX-Road、各機能群は、クラウドネイティブなマイクロサービスアーキテクチャーで設計されている。マイクロサービスアーキテクチャーは、一つのアプリケーションが独立した複数のサービスで構成されているため、必要な機能を取捨選択するビルディングブロック方式によりスモールスタートで構築できる。また、変化するニーズに合わせて機能の追加や組み替えが容易で、柔軟かつ拡張性の高い都市OSを目指すことが可能。

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