WebAssembly化したPostgreSQLをWebブラウザ上で実際に動かして学ぶ「Postgres playground」をCrunchy Dataが公開
今回は「WebAssembly化したPostgreSQLをWebブラウザ上で実際に動かして学ぶ「Postgres playground」をCrunchy Dataが公開」についてご紹介します。
関連ワード (動作、接続、用意等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、Publickey様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
オープンソースのデータベースPostgreSQLの商用サービスを提供しているCrunchy Dataは、WebAssembly化したPostgreSQLをWebブラウザ上で実際に動かしながらPostgreSQLの基本から性能分析などさまざまな機能を学べる「Postgres playground」を公開しました。
Webブラウザ上でPostgreSQLを動かすため、サーバを用意する必要もなく、万が一間違った操作でデータベースを壊したとしてもすぐにインストール直後の初期状態に戻せるため、気軽にPostgreSQLを使って動作を学ぶことができます。
WebAssembly化されたPostgreSQLにはあらかじめチュートリアル用のデータベースが備え付けられており、現時点ではデータを保存可能なパーシステントレイヤは実装されていません。そしてWebAssemblyのサンドボックス機能によって外部からの接続は不可となっています。
メモリは512MBが割り当てられており、今後さらに柔軟なコンフィグレーションを可能にするとのことです(また、現時点ではまだときおり怪しい動きをすることがあるとのことです)。
Postgres playgroundには7種類のチュートリアル。今後拡充も
実際にPostgres playgroundにアクセスしてみると次のような画面が表示されます。
現在用意されているチュートリアルの種類は以下となっています。
- psqlbasics
(Postgresをコマンドラインから使ったことがない人のための基礎) - Partitioning
(IoTサンプルデータセットを用いたPostgresとpg_partmanによるパーティションの作り方) - High level performance analysis
(キャッシュヒット率、インデックスヒットなどPostgresの性能に関する主要なメトリクスの紹介) - Joins in Postgres
(インナージョインとアウタージョインのチュートリアル) - Basics of PostGIS
(地理情報を扱うPostGISを用いたスペイシャルクエリと関数のサンプル) - Indexing (B-Tree Indexes)
(B-Treeインデックスの作り方) - CTEs and Windows Functions
(CTEとWindow関数の利用)
それぞれのチュートリアルのボタンをクリックすると、Webブラウザのページが切り替わってWebAssembly版PostgreSQLが起動します。画面左にはチュートリアルの内容が表示され、画面右ではPostgreSQLが起動してコマンドラインが表示されます。
あとはチュートリアルの内容を読みつつ、コマンドラインを操作することで学習を進めていくことができるでしょう(チュートリアルの内容は英語ですが……)。
Crunchy Dataは今後もさまざまなチュートリアルを追加していくと説明しています。