トリドールHD、クラウド型経理業務変革プラットフォーム導入
今回は「トリドールHD、クラウド型経理業務変革プラットフォーム導入」についてご紹介します。
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トリドールホールディングス(トリドールHD)は、今後の事業成長を支える経理業務最適化のプラットフォームとして「BlackLine」を導入した。ブラックラインが発表した。
導入プロジェクトは大きく2つのフェーズに分かれており、第1フェーズでは売上処理、勘定科目明細作成を適用業務とし、仕訳入力、勘定照合、差異分析のモジュールを導入する。第2フェーズでは、入金照合、その他入出金、請求、日計照合などを適用業務とし、仕訳入力、マッチング、勘定照合のモジュールを導入していく。
BlackLineは経理業務プロセスの可視化、標準化、自動化、統制強化を実現する経理業務変革プラットフォームで、特に決算業務を中心に、既存の会計システム等でカバーされない手作業をデジタル化することで、経理人材のスコアキーパーからビジネスパートナーへのシフトを支援する。
またどんな環境でも持続可能かつリアルタイムにグループ全体の経理データを可視化することで、ガバナンス強化や経営の意思決定の迅速化に貢献する。
トリドールHDは、1990年の法人設立以来、主力業態の「丸亀製麺」をはじめ「コナズ珈琲」などさまざまな飲食店を運営。2011年には海外に初進出を果たした。同社では、クラウド型統合基幹業務システム(ERP)による財務会計システムの刷新やビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)の活用などを積極的に取り組み、事業のグローバル展開を支えるための会計データ標準化の土台を構築した。
しかしオペレーションレベルでは決算業務を中心にマニュアル作業が多く残るなど、経営計画に掲げる事業成長のスピードに対応するには業務の迅速性と正確性の両立が課題となっており、2022年6月、BlackLineの導入を決定した。
今回の導入により、業務の標準化(簡素化)と自動化による業務処理の迅速化とヒューマンエラーの撲滅により、決算業務の期間短縮の実現が期待される。また業務フローの可視化と標準化による役割分担の明確化、定例業務の自動化による判断業務やイレギュラーな処理対応への人的工数シフトにより内部統制の強化も実現する。さらに経理の業務基盤構築による事業展開スピードへの対応などにより事業永続性の向上なども期待できるという。
くわえて業務の自動化や可視化、標準化による生産性の向上によって経理コストを削減させ、老朽化したオンプレミスのシステムの廃止および「Access」「Excel」を多用した業務プロセスの削減が可能になるとされている。