Dropboxがフィッシング攻撃の被害に–GitHubに保存していたコードの一部が窃取
今回は「Dropboxがフィッシング攻撃の被害に–GitHubに保存していたコードの一部が窃取」についてご紹介します。
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Dropboxは、フィッシング攻撃の被害に遭い、GitHubに保存していたコードの一部が不正にアクセスされたことを米国時間11月1日に明かした。攻撃者は、フィッシング攻撃で窃取した従業員の認証情報を使用して、同社のGitHubアカウントの1つにアクセスした後、130件のコードリポジトリーを盗んだという。
GitHubは9月、脅威アクターがCI/CDプラットフォームの「CircleCI」になりすましてGitHubのアカウントにアクセスするフィッシング攻撃の事例について説明していた。
Dropboxも同様の攻撃の標的になった。GitHubは10月14日、前日から不審な活動が見られるとして、Dropboxに警告を発した。Dropboxが詳しく調べたところ、CircleCIになりすました脅威アクターが同社のGitHubアカウントの1つにアクセスしたことが判明したという。
Dropboxは、「脅威アクターがユーザーのDropboxアカウントの内容やパスワード、支払い情報にアクセスすることはなかった。これまでの調査で、この脅威アクターがアクセスしたコードには、当社の開発者が使用する認証情報(主にAPIキー)が含まれていたことが分かっている。コードとそれに関連するデータには、当社の従業員、現在および過去の顧客、セールスリード、ベンダーの数千件の氏名と電子メールアドレスも含まれていた(参考までに、Dropboxには7億人以上の登録ユーザーがいる)」と述べている。
GitHubから不審な活動に関する警告を受けたDropboxは、即座に脅威アクターによるGitHubへのアクセスを無効にし、影響を受けた全開発者の認証情報のローテーションを調整した。