「世界一のExcel職人」を決める選手権が米国で開催–優勝者はどんな人?
今回は「「世界一のExcel職人」を決める選手権が米国で開催–優勝者はどんな人?」についてご紹介します。
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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
The New York Timesは、一般的にはあまり知られていないであろうeスポーツ選手権「Microsoft Excel World Championship」の詳細を紹介した。
12人の決勝戦参加者は2024年12月、米ラスベガスのeスポーツアリーナでプロスポーツ試合のような入場トンネルをくぐり、ステージに現れた。観客の声援を浴びながらデスクトップコンピューターの前に座り、7ページにわたる説明書を熟読した後、「Microsoft Excel」のスプレッドシートを一心不乱に打ち始めた。
彼らの目標は、優勝賞金5000ドルとチャンピオンベルト、そして「世界一のExcel職人」の称号を手に入れることである。
参加者は複雑なパズルを解き、迷路を抜け、特定のテーマに基づいた課題をこなし、回転するスプレッドシートで作業を求められることもあった。決勝戦では、オンラインゲーム「World of Warcraft」を題材に、20人のアバターの健康状態などを追跡するスプレッドシートを設計し、シミュレーションゲームを進めるという課題が出された。5分ごとに最もスコアの低いプレーヤーが脱落し、終始緊張感のある展開だった。
カナダのMichael Jarman氏が、3連覇中のチャンピオンを破って優勝した。
Jarman氏の「LinkedIn」によると、同氏は金融サービス企業Operisでモデリング部門のディレクターを務めている。しかし、現在はプロフィールが更新され、実際の職務よりも「Microsoft Excel World Champion」という肩書きが先に記載されている。同氏はLinkedInの投稿で、「競技Excelは以前からある」とした上で、プロレス団体WWE(World Wrestling Entertainment)スタイルのチャンピオンベルトについて「個人的には、(同競技の歴史上)最も大きな改善点である」とコメントした。
同選手権の主催者であるAndrew Grigolyunovich氏は、大きな目標を掲げている。同氏はThe New York Timesの取材に対し、最終的なビジョンには、より多くの観客、スポンサー、そして100万ドルの賞金も含まれると語った。
大会の様子に興味を持った方は、7時間にわたるライブ配信を見てほしい。ただし、オープニングテーマソングだけでも一見の価値がある。