日本保健医療大学、AI活用の文字起こしサービスで発言録の作成工数を最大7割削減
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日本保健医療大学は、エピックベースの「スマート書記」を導入した。エピックベースが11月17日に発表した。
スマート書記は、人工知能(AI)と音声を活用して議事録の作成・共有・管理を自動化・効率化するクラウドサービス。エディター機能の活用により、会議中のメモと会議音声の録音・文字起こしを一つの画面に集約し、議事録作成の工数を最大70%削減する。また、タイムスタンプ機能で会議中のメモと音声をひも付け、重要な発言や議題を特定して聞き直すことを容易にする。これにより、その会議に出席していなくても発言者の声色や会議の雰囲気などを知ることができるという。
日本保健医療大学は、看護師や保健師、理学療法士などを育成する医療系の大学。学内では、新理事長と新学長の就任に伴い大学運営の改革が行われており、その一つとして学内外への「情報のオープン化」が進められている。スマート書記の導入により同大学は、その施策の一環として実施されるようになった運営会議や教授会などの重要な会議において、発言録作成にかかる工数を削減するとともに、発言録を作成する文化を学内に定着させることを目指している。
大学での会議は専門用語が多用されることが多く、日本保健医療大学では1時間の会議の文字起こし作業にA4用紙15枚以上を要しており、担当者の業務を圧迫してしまっていた。スマート書記の導入後は、文字起こしした内容を後から聞き直して編集するだけになり、導入前と比較して最大で7割の工数が削減された。これにより、担当者の業務負荷が軽減したほか、より本質的な業務に注力できるようになったという。