松井証券、「Zoom」で社内電話の環境を刷新
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米Zoom Video Communications(ZVC)の日本法人となるZVC JAPANは11月21日、インターネット型証券会社の松井証券が社内電話環境をZVCのクラウド電話サービス「Zoom Phone」に刷新したことを発表した。
松井証券では、オンプレミス型PBX(構内交換機)の保守管理の高いコスト負担が課題になっており、コロナ禍で社員のテレワークが増えたところ自宅から内線電話を使えず、社員間のコミュニケーションも問題点になったという。スマートフォンで通話録音ができる機能も求めていた。
そこでクラウド型PBXへの変更を検討し、金融機関として必要なセキュリティ基準を満たすサービスを探した。金融情報システムのガイドライン「FISC安全対策基準」を用いた詳細な確認項目を作成して候補サービスをチェックし、Zoom Phoneが確認項目を満たすことを確認したという。
松井証券は、社内電話環境をZoom Phoneに移行する途上でコールセンターシステムをクラウドサービスに変更。ラック型サーバーなどハードウェアの保守管理負担を大幅に削減し、クラウド電話サービスの導入で成功を得た。
また災害から復旧(DR)対策としては、Zoom Phoneのサービスを提供するデータセンターが首都圏と関西圏にあるため、万一どちらかで大規模災害が発生しても、スムーズに電話関連業務を継続できるとする
ZVCの報道発表で松井証券のIT推進部長を務める小室理氏は、「ソリューション提供だけでなく、金融機関独自の詳細なセキュリティチェックへの協力により、スムーズに導入することができた」とのコメントを寄せている。