イクシスと日本IBM、公共インフラなどの保全サービス開発へ–両社の製品活用

今回は「イクシスと日本IBM、公共インフラなどの保全サービス開発へ–両社の製品活用」についてご紹介します。

関連ワード (ビッグデータ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 業務用ロボットなどを展開するイクシスと日本IBMは11月24日、設備保全/保安業務向けソリューションを共同で検討することに合意した。これにより両社は、老朽化が進む設備を安全な状態で効率的に維持・管理することを目指している。

 近年、道路やトンネル、橋梁(きょうりょう)など、広大なエリアと複数の設備を必要とする構造物は、設備の老朽化や人材の高齢化といった課題に加え、強大化する災害リスクへの対応が求められている。両社は新たなソリューションの提供により、設備保全業務におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速し、保全業務の効率化・省人化を図る。

 今回の協業で両社は、イクシスの社会/産業インフラ向けロボットソリューションと人工知能(AI)解析技術に、IBMの設備保全管理プラットフォーム「IBM Maximo Application Suite」を活用し、公共インフラを中心とした事業者向けの予防保全サービスを開発する。

 連携の第一弾として、イクシスの床面ひび割れ検査ロボット「Floor Doctor」やコンクリートのひび割れ検査ロボット「Rope Stroller」から取得された画像データ、AI解析データ、3DデータをMaximo Application Suiteに蓄積し、経年変化を追えるソリューションの検討を開始する。2023年にはユーザーの協力を得て実証を開始し、2023年7月のサービス提供を目指している。

 イクシスは、20年以上に及ぶ先進的なロボット技術を保有し、ロボットなどで収集したデータをAIによる解析と3Dデータとの連携でインフラ業界のDXに取り組んできた。IBMのMaximo Application Suiteは、資産/作業/契約管理など設備保全に必要な機能を提供し、設備管理業務を高度化・効率化している。

 今回の協業により両社は、イクシスのロボット/AIソリューションとIBMの設備保全管理プラットフォームを活用し、実際の維持管理業務で活用可能な予防保全プラットフォームサービスを開発することで、インフラが抱える課題の解決に貢献するとしている。

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