CTC、EX管理ツールでエンゲージメント向上–データドリブンな人事施策を実現

今回は「CTC、EX管理ツールでエンゲージメント向上–データドリブンな人事施策を実現」についてご紹介します。

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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は、クアルトリクスの従業員エクスペリエンス管理ソリューション「Qualtrics EmployeeXM」を利用し、従業員エンゲージメントの向上で成果を上げているという。クアルトリクスが発表した。

 2022年にクアルトリクスのパートナーとなったCTCは、以前からEmployeeXM を導入し、全社を対象にサーベイを実施して人事施策に生かす取り組みを行ってきた。コロナ禍で社会的な不安が広がる中、従業員が安心して働ける環境を支える人事施策をデータに基づいて推進したいという思いもあったそうだ。

 CTCはXM Platformを活用し、年に計4回実施されるサーベイで従業員の声を収集している。初回の調査では、社内コミュニケーションや上司・部下の関係性といったスコアは比較的高かった一方、「経営陣からのメッセージ伝達」には改善の余地があるという結果が出た。役職や年代などのフィルターを利用してデータを分析した結果、「会社規模が大きくなってから入社した従業員は、経営層との距離を遠く感じる傾向にあるのではないか」という仮説が導き出された。

 そこで、経営層が従業員に直接語りかける「全社タウンホールミーティング」を月に1回のペースで開催。可能な限り広い層の従業員に参加してもらえるように工夫を重ねた結果、経営層とのコミュニケーションに関するスコアも改善された。また、定期的に全社向けサーベイを実施することで、会社や組織としての傾向が明確化し、優先して取り組むべき課題が明らかになったという。

 CTC 人事総務室 人材戦略部 人材開発課 課長の細辻享子氏は「例えば『中堅社員の離職率が高い』というデータのみが存在し、その背景にある理由が不明瞭である場合、有効な施策を考えることは非常に困難である。クアルトリクスのXM Platformを利用してデータをさまざまな角度から分析し、どのような背景から不満や不安が生じているのかを把握することで、データに基づいた有効な施策を打ち出せる環境が整った。自社の強みや改善のポイントが具体的に提示されることで、従業員エンゲージメントの重要性が再認識され、改善に積極的に取り組もうという姿勢が生まれてきたと思う」とコメントしている。

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