グーグル、「ChatGPT」対抗チャットボットの開発を強化か
今回は「グーグル、「ChatGPT」対抗チャットボットの開発を強化か」についてご紹介します。
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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
報道によると、Googleは「ChatGPT」に対抗するチャットボットをテストしているという。このチャットボットは、「Apprentice Bard」という名称で、Googleの「LaMDA」会話型チャットボットテクノロジーを使用するようだ。
CNBCによって確認された内部文書は、Microsoftが支援するOpenAIのChatGPTの台頭を受けて、Googleが競合製品の開発に急ピッチで取り組んでいることを示している。
GoogleのApprentice Bardチャットボットは、ChatGPTと同様のプロンプトと応答機能を提供するが、最新の出来事に関する応答を返せる点において、OpenAIのチャットボットよりも優れている。OpenAIも認めているように、訓練に使用されるデータと、インターネットに接続されていないことが原因で、ChatGPTは「2021年よりも後の世界と出来事に関する知識が限られている」。
報道によると、ChatGPTの登場を受けて、Googleは大きな不安を抱いているという。そのようなツールは、人々がオンラインで情報を検索する方法を一変させる可能性を秘めているからだ。
The New York Timesが2022年末に確認したメモによると、Googleの最高経営責任者(CEO)のSundar Pichai氏は、ChatGPTがもたらす脅威に対応するために、社内のさまざまなグループの取り組みを根本的に転換したという。
Apprentice Bardは「Meena」をベースとしているようだ。Meenaは、Googleが2020年に披露し、社内でのみリリースしたチャットボットだが、その後、開発が終了していた。
ChatGPTでは、追加の質問をして、より詳しい答えを得ることが可能だが、Googleはそれと同様の質問と応答を許可する新たなGoogle検索ページのテストも実施している。
CNBCによると、「潜在的な質問に関する5つの異なるプロンプトがメインの検索バーの真下に配置された」検索ホームページを表示するデザインもあるという。これが現在の「I’m Feeling Lucky」バーに取って代わるのだろう。さらに、検索バーの右端に小さなチャットロゴも表示されている。Googleの広報担当者はCNBCに対し、AIテクノロジーが有用かつ安全であることを確認するために社内でテストを続けており、「近いうちに、より多くの体験を外部と共有することを楽しみにしている」と語った。