HashiCorp、「HCP Vault on Microsoft Azure」を一般提供
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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
HashiCorpは米国時間2月28日、「HCP Vault on Microsoft Azure」の一般提供を発表した。
「Vault」は、トークン、パスワード、証明書、暗号化キーなどの機密データを保護・保存し、機密データへのアクセスを制御する。今回、「HashiCorp Cloud Platform(HCP)」上の「Microsoft Azure」環境向けにフルマネージドサービスとして一般提供されることになった。
これにより、HCPユーザーは、フルマネージド版VaultをAzure上で展開し、Azure仮想マシン(VM)または「Azure Kubernetes Service(AKS)」上で実行されているワークロードを接続できる。
利用は、時間単位または年間契約で可能。導入に際しては、HCPのユーザーインターフェースから導入オプションとして「HashiCorp Virtual Network(HVN)」にAzureを選択する。これにより、HCP Vault on Azureは、Azure VMまたはAKS上で動作するアプリケーションを検出・接続する。開発クラスタと標準(単一リージョン)クラスタの両方がサポートされる。
利用可能なAzureのリージョンは、北米が「米国東部」「米国東部 2」「米国西部 2」「米国中部」「カナダ中部」、欧州は「フランス中部」「北ヨーロッパ」「西ヨーロッパ」「英国南部」、アジアパシフィックは「オーストラリア南東部」「東日本」「東南アジア」。将来的には、ほかのリージョンにも拡大する予定だという。
これまでHCP Vaultは、「Amazon Web Services(AWS)」環境で稼働するワークロードのみをサポートしていた。Azure対応については、HashiCorpが2022年10月に開催したカンファレンス「HashiConf Global」でパブリックベータ版の提供開始が発表されていた。