MSYSと丸紅ネットワーク、IoT統合サービスを開発–各種センサーのデータを一元管理

今回は「MSYSと丸紅ネットワーク、IoT統合サービスを開発–各種センサーのデータを一元管理」についてご紹介します。

関連ワード (クラウド等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 丸紅情報システムズ(MSYS)と丸紅ネットワークソリューションズ(丸紅ネットワーク)は3月1日、垂直統合型IoTサービス「MAIDOA plus(マイドア プラス)」を共同で開発し、4月に提供することを発表した。

 日本では、センサーメーカーが独自の規格でセンサー機器を開発しており、汎用(はんよう)的なプラットフォームで各種センサーから伝送されるデータの一括管理が難しく、新たにセンサーを追加できない場合には多額の費用をかけて追加の開発をする必要がある。また、追加開発したプラットフォームのユーザーインターフェース(UI)が運用と適合しないなど、IoTシステムの導入が進められない企業が少なくないという。

 このような課題を解消するため、MAIDOA plusでは、クラウド基盤からセンサー機器の選定、柔軟なUIの提供、データ活用、外部サービスとの連携までワンストップでサポートする。

 同サービスは、さまざまなセンサー機器から伝送されるデータをクラウド上に取り組むためのインターフェースを搭載しており、センサーから収集したデータをAPI連携できる機能を提供するという。現在は50種類以上のセンサーに対応しており、1年以内に100種類以上のセンサーに対応する予定だ。

 また、従来は温度センサーや湿度センサーなどの各センサーの属性が同一でもメーカーが異なることで同一種別として認識できないため、プラットフォームの追加開発が必要だった。しかし、同サービスではセンサーから受信したデータに種別情報を付与して中継ノードで種別情報を振り分けることで、異なるメーカーのセンサーデータでも同一種別と認識し、一元管理が可能だという。

 加えて、UI表示を柔軟に切り替えられるグラフやチャートなどのテンプレートも搭載しているため、各センサーのリアルタイム表示や分析結果表示、複数条件の表示が可能で、運用に即したデータ活用ができるという。

 商業施設や物流事業、オフィス、点検業務、自治体などの業界に特化した基本パッケージをそろえており、幅広い業界の顧客のニーズに合ったDX導入の提案を進め、2023年度には3億円の売り上げを目指すとしている。

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