「東京ミッドタウン八重洲」、NTT Comのスマートビル基盤を活用
今回は「「東京ミッドタウン八重洲」、NTT Comのスマートビル基盤を活用」についてご紹介します。
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3月に新規開業した「東京ミッドタウン八重洲」に、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)が提供するスマートビルディングプラットフォーム「Smart Data Platform for City」(SDPF for City)が導入され、運用が開始された。NTT Comが発表した。
東京ミッドタウン八重洲は、三井不動産が東京都中央区の「八重洲二丁目北地区市街地再開発組合」の一員として事業を推進している大規模複合施設になる。NTT ComのSDPF for Cityは、ビル内を自律走行するロボットの制御や、顔認証データと連携したビル設備の制御といった機能を提供する。
ロボットの制御では、計19台の清掃・運搬などの異なる役割を持った複数メーカー製のロボットを制御し、ロボットの稼働状況や位置情報を把握する。さらに、ビル設備と連動させることで、ロボット単独でのエレベーター乗降やセキュリティドアの通過など、人を介さないロボットの自律走行を実現する。また、非常時にはロボットが利用者の避難を妨げることのないよう、非常警報と連携することで動作を停止するほか、邪魔にならないスペースへ移動するなどの制御も行う。
さらに東京ミッドタウン八重洲では、オフィスビルとしては初めて、オフィスワーカー向けに、ロボットによるデリバリーサービスが導入される。デリバリーロボットがロビーで配達員から商品を受け取り、自律的にセキュリティドアを通りエレベーターに乗ってオフィス内の注文者に直接配達する。この機能は、SDPF for Cityと複数のロボットを制御できるプラットフォーム「RoboticBase」の相互接続・連携により実現した。
顔認証データとの連携では、セキュリティゲートやエレベーター設備、自動ドアが顔認証と連動することにより、入退館の完全なタッチレス化を実現する。オフィスワーカーが顔認証機能の搭載されたセキュリティゲートを通過すると、勤務フロア情報がエレベーター設備に連携され、オフィスワーカーはエレベーターのボタンに触れることなく勤務フロアに着床できる。