日本生命、ハイブリッドクラウドの中核システムに「IBM z16」を採用
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日本生命保険は、ハイブリッドクラウドの中核システムとしてメインフレーム「IBM z16」を採用。1月に基幹システムとして国内初の本番稼働を開始した。日本IBMが3月14日に発表した。導入は日本IBMとニッセイ情報テクノロジーの協業体制の下で進められた。
IBM z16は、人工知能(AI)推論アクセラレーターを搭載した「IBM Telum」プロセッサーと、業界初となる「耐量子暗号システム」が特徴となる。
日本生命は、IBM製メインフレームを長年にわたり、生命保険業務の基幹システムにおいて使用しており、最近では機密性の高いデータを取り扱う強固なセキュリティー基盤としても活用してきた。同社は2022年、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に向け、基幹システムを最先端のクラウド技術と既存資産を活用したハイブリッドクラウドシステムへ移行し、基幹システムのモダナイゼーションを図る方針を打ち出している。
同社はこれまでも継続的にメインフレームの最新化を図り、予防保守によるシステムの安定稼働や資産保有の最適化によるコスト削減や、ハードウェア暗号化機構「Crypto Express」によるマイナンバー登録・参照業務の運用などを進めてきた。今回の導入により、メインフレームの最新化をさらに進めるとともに、クラウド基盤やオンプレミスのオープン基盤とメインフレーム基盤を統合監視する仕組みの実地検証も検討していく。