GM、「ChatGPT」の技術による自動車向けAIアシスタントを計画か
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OpenAIの「ChatGPT」で使われている人工知能(AI)技術は、私たちの生活のさまざまな側面に浸透する可能性がある。General Motors(GM)などの企業がこの技術を未来の自動車に組み込もうとしていることも、その表れだ。GMは、「Chevrolet」「Cadillac」「Buick」「GMC」などの乗用車やトラックを製造しており、この技術を多くの人気車種に組み込む可能性がある。
近年、自動車はますますハイテク化しており、現在では、Bluetooth接続、半自動運転、自動ブレーキ、車線逸脱警告、衝突警告、360度後方カメラといったテクノロジーが多くの自動車に搭載されている。
それらのテクノロジーのほとんどはAIを使って、ドライバーの注意を道路から逸らす運転操作の一部を自動化している。しかし、詳細なオーナーズマニュアルから必要な情報を見つけることやガレージシャッターのリモコンを押すことなど、運転のいくつかの側面はいまだに30年前と全く変わっていない。
GMは、ChatGPTを支える技術を使ってそれらを自動化しようとしている。実現すれば、未来のスマートカーの登場がそれほど先のことではないと感じられるようになるだろう。Semaforは先週、GMがChatGPTと同じ技術をベースとする音声アシスタントの開発に取り組んでいることを最初に報じた。
注意しなければならないのは、ChatGPTがGMの自動車に搭載されるわけではなく、同じ言語モデルを使うAIアシスタントが組み込まれるということだ。Semaforによると、この音声アシスタントはMicrosoftの「Azure」クラウドサービスを利用するという。
SF映画に出てくるような高度なAIアシスタントは長年、多くの自動車メーカーの目標となっているが、AIの言語技術が十分に発達していないことが主な理由で、まだ実現には至っていない。
おそらく、AIアシスタントがドライバーにもたらす最大の恩恵は、ドライバーが道路から目を離す必要がなくなることだろう。車載エンターテインメントシステムの画面は、毎年新しいモデルが登場するたびに、より大型かつ包括的なものになっている。しかし、ドライバーが「Siri」のような車載音声アシスタントを使ってハンズフリーで実行できることは限られている。