「Bing」のチャットが「Microsoft Edge」のサイドバーから利用可能に
今回は「「Bing」のチャットが「Microsoft Edge」のサイドバーから利用可能に」についてご紹介します。
関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
筆者は「Bing」のチャットを初めて試した際、とても感銘を受けた。このチャットボットは対話形式でやり取りできるだけでなく、インターネットが持つ全ての知識を有しているため、強力なツールとなっている。そして今回、このチャットボットはさらなる力を発揮する機会を得た。
具体的に言うと、Bingチャット用のショートカットボタンが「Microsoft Edge」のサイドバーに追加された(チャット機能は、現在プレビュー版で、アーリーアクセスユーザーにのみ提供されている)。これにより、ウェブのどのページを閲覧していても、Bingチャットの助けを借りられるようになった。このサイドバーには、通常のチャットと、ニーズに沿って作文してくれる「作成」(Compose)タブも用意されている。
作成タブでは、ニーズに最も合ったテキストを生成できるよう、5種類のトーン(Professional/Casual/Enthusiastic/Informational/Funny)と、4種類のテキストフォーマット(Paragraph/Email/Blog post/Ideas)、3種類の長さ(Short/Medium/Long)から選択できるようになっている。
例えば、仕事関連の電子メールを作成する場合、サイドバーをクリックし、プロンプトを入力した後、「Professional」(プロフェッショナル)なトーンと「Email」(電子メール)のフォーマット、「Medium」(中程度)の長さを選択すると、指定した条件全てを考慮したテキストが生成される。後は、これをコピーし、電子メールの本文内にペーストするだけだ。
この作文機能は、ソーシャルメディア投稿のキャプションや、「LinkedIn」の更新、会議の議題、ウェブサイトの記事の作成といった他のさまざまな用途でも役立つはずだ。
サイドバーからチャット機能にアクセスできると、情報に基づいた返答や、複雑な話題の明確化が容易になる。また、何らかの記事を閲覧していて、よく理解できない単語や話題に遭遇した場合でも、新たにタブを開くのではなく、サイドバーをクリックするだけで済むようになる。
この機能が素晴らしいのは、それぞれのアプリの役割を統合している点だ。例えば「Slack」の「ChatGPT」統合により、同僚へのメッセージの下書きを作成できるようになるが、そうした機能は同アプリ内に限定される。しかしEdgeを使えば、このブラウザー内でどのようなウェブサイトを閲覧していようとも、Bingチャットを用いてメッセージを作成できるようになる。
チャット機能のプレビュー版は今のところ、アーリーアクセスユーザーのみに提供されているが、ウェイティング(待機)リストに登録することは可能だ。