ラクス、「楽楽精算」に二重申請チェック機能を追加
今回は「ラクス、「楽楽精算」に二重申請チェック機能を追加」についてご紹介します。
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ラクスは2月19日、クラウド型経費精算システム「楽楽精算」に二重申請チェック機能を追加した。
同じ証憑(しょうひょう)を使って2回申請してしまう「二重申請」のリスクは以前から発生していた。しかし、紙の原本を経理部門に提出する運用であれば、原本が申請者の手元に残らず、故意による不正以外は起こりにくい状況だった。
電子帳簿保存法の改正により証憑の電子化が進んだことを受け、申請者の手元に原本データが残り続けることで、申請済みの証憑を意図せず再度申請してしまうリスクが顕在化しているという。ラクスが楽楽精算の導入企業を対象に実施したアンケートでは、93%の経理担当者が「二重申請を発見したことがある」と回答。電子帳簿保存法の浸透によって二重申請のリスクが高まる可能性があり、このような懸念に対し、経理担当者の確認工数を軽減できる機能を追加したと同社は説明する。
楽楽精算のバージョン11.1では、承認済みの申請に対して二重申請を検知する機能を実装。伝票データ出力において、検索条件で抽出したデータのうち複数の項目が一致するデータを出力することで、二重申請の疑いがある明細を表示する。経理担当者の二重申請チェックにより生じる確認工数を軽減し、見逃しリスクを解消するという。
同社は今後、従業員が電子申請する経費の項目をシステムでチェックし、過去に同じものがあった場合には従業員本人にアラートを表示するといった機能も検討している。二重申請の発生を抑えることで経理担当者の課題を解消するという。