AWSに最適化された「Amazon Linux 2023」正式リリース。カーネルライブパッチなど新機能、今後は5年間無償サポート、2年ごとにメジャーバージョンアップ
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AWSは、同社の各種サービスや開発ツールに最適化されたLinuxディストリビューション「Amazon Linux 2023」の正式リリースを発表しました(発表ブログ)。
5年間の無償サポートと2年ごとのメジャーバージョンアップ
同時に、Amazon Linuxのライフサイクルが次のようにシンプルになることも発表されました。
- リリースから5年間の無償サポート
- 2年ごとのメジャーバージョンアップ
5年間の無償サポート期間ではセキュリティパッチなどが提供されます。また、2年ごとのメジャーバージョンアップには、カーネルやツールチェーン、OpenSSLやその他のライブラリやユーティリティに対する大きな変更が含まれる場合があると説明されています。
これまでのAmazon Linuxは「Amazon Linux 2」とバージョン番号で呼称されていましたが、今回のバージョンから「Amazon Linux 2023」とリリース年号が末尾に付くようになったのは、このライフサイクルポリシーを分かりやすく表現するためだと推察されます。
カーネルライブパッチなど新機能
Amazon Linux 2023はFedoraをベースとしています。
前バージョンのAmazon Linux 2との主な違いは、カーネルライブパッチが利用可能になり、SELinuxのパーミッシブモードとIMDSv2がデフォルトで有効化されたことなど、主なセキュリティ機能がデフォルトで有効になっています。
また、バージョン管理リポジトリによって特定のバージョンにロックすることができ、アップデートのタイミングを管理できるようになりました。
そのほか詳細なAmazon Linux 2とAmazon Linux 2023の違いは「Comparing Amazon Linux 2 and Amazon Linux 2023 – Amazon Linux 2023」をご覧ください。