さくら情報システム、環境監視システムと電流監視ユニットを導入—使用電力の測定作業を効率化
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さくら情報システムは、データセンター向けの環境監視システム「GoriRack」と電流監視ユニット「RMS-CU80」を導入した。導入を支援した東京エレクトロン デバイス長崎(TED長崎)が3月22日に発表した。
今回の導入により、さくら情報システムでは、設定したラックごとにリアルタイムな電流値を自動的に収集でき、人的な測定作業が不要になった。また、遠隔オフィスなどからGoriRack上で電源監視ができるようになり、過電流などが発生した際のブレーカーダウンを未然に防止できるようになったという。
さらに、監視画面や結果の定期レポートは同社のニーズに合わせてカスタマイズされ、電流負荷情報がタイムリーにわかりやすく取得可能となった。
GoriRackは、サーバラックに収納されるIT機器の動作環境をモニタリングするシステムで、温度や湿度、電源、扉、電子錠などのさまざまなセンサデータを取り込み、ウェブやSNMPでの遠隔監視ができる。
RMS-CU80では、サーバーやネットワーク機器の電流過負荷による電源障害を未然に防ぐユニットで、既設設備の電源を遮断することなく交流電源設備にセンサーを取り付けてウェブアプリなどから遠隔監視ができる。
同社では、顧客システムをデータセンターで預かるハウジングサービスを提供している。既設のデータセンターでは定期的に人手による電流値の測定を行い、ラックごとの電力量を管理していたが、顧客からの使用電力の問い合わせに対してはその都度、作業員が測定作業を実施するため、多くの工数がかかっていた。
2021年のデータセンターの新設に合わせ、監視業務を自動化し、安全・安心に正確な電流値をリアルタイムで収集、可視化し、監視業務を効率化するソリューションの導入を検討。TED長崎から環境監視システムなどを活用する提案を受け、今回の導入に至ったという。