大同ゴム、現場業務支援とデータ活用でエッジコンピューティン基盤を運用
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工業用ゴムホース専業メーカーの大同ゴムは、データ活用基盤として、日本ストラタステクノロジーのゼロタッチエッジコンピューティングプラットフォーム製品「Stratus ztC Edge」を採用している。2021年3月に新システムが稼働して約2年が経過した現在もシステム管理者不在の工場現場を支えながら、一切トラブルがなく運用されているという。日本ストラタステクノロジーが発表した。
ztC Edgeは、システムに対する高可用性が求められる現場ニーズに対応し、工場現場などでの運用に特化した堅牢な製品設計や優れた耐環境性を特徴とするサーバー製品。2ノードの冗長化構成により、障害発生時も現場業務を止めることなく健全なノードで処理を継続し、シンプルかつ自律的に運用できるとする。
大同ゴムは、ztC Edgeについて、故障発生時も業務が止まらない高可用性と、故障交換もプラグインで運用管理できる容易さ、システム技術者不要の「ゼロタッチ」運用が可能なことなどを評価して採用に至った。
多品種少量生産を行う生産現場の事業継続対策としても採用され、ztC Edgeで構成されたシステムはシンプルで自動化されており、システムを障害から保護する。自律監視機能と自己保護機能を備え、片方のノードで障害が発生しても、自動的に安全なノードに処理を切り替え、無停止で稼働を継続する。
また、故障交換などの復旧作業もシステムを止めずに実施でき、自動的に再同期して冗長化構成に戻る「ゼロタッチ」運用が可能な自律的なプラットフォームのため、運用や保守対応に手間がかからないことも評価された。
さらに、工場現場の過酷なエッジコンピューティング環境向けでありながら、業界最長クラスの10年間長期保守契約に対応していることも採用のポイントになったという。
同製品採用以前の大同ゴムは、多品種少量生産の需給安定化を図るための安定したデータ基盤を求めており、生産管理システムの稼働率に課題を抱えていた。目的・用途に応じた受注生産品も多く、現場のノウハウを標準化して生産の効率化を図るため、生産帳票をシステム化していた。しかしサーバーやネットワークに障害が発生することで、生産現場に必要なシステムに影響が及ぶこととなり、データの高可用性を維持でき、ビジネス継続性を支えるデータ基盤を求めれていた。
従来のシステムでは、本社に設置したサーバーと工場の現場をVPN回線で接続していたため、本社と工場間でネットワーク障害が発生すると、生産現場にも影響が及んでいた。そのため、生産に関わるシステムを現場で運用したいという要求が高まっていたとのこと。工場にはシステム管理者が不在で、故障しても業務が止まらず、運用管理に手間もかからない仕組みが必要だったという。