「GitHub Sponsors」、企業からのスポンサーシップに対応
今回は「「GitHub Sponsors」、企業からのスポンサーシップに対応」についてご紹介します。
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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
GitHubは米国時間4月4日、「GitHub Sponsors」が企業からの資金提供によるスポンサーシップに正式に対応したことを発表した。
GitHub Sponsorsは、オープンソースソフトウェアの作成に携わっている開発者を資金面で支援するためのツールで、より持続可能なオープンソースエコシステムというビジョンとともに2019年に提供が開始された。現在までに世界の68の地域で3300万ドル以上がオープンソースを支援に向けて支払われたとGitHubは述べる。
GitHub Sponsorsは、個人による資金援助にこれまで対応していたが、オープンプロジェクトに対する需要の大部分は企業から来ており、企業も自らが依存しているプロジェクトをよりよく支援することに関心を高めているという。そのような背景から、企業からの資金提供によるスポンサーシップに対応したと同社は説明する。
ベータ版では、Amazon Web Services(AWS)、American Express、Shopify、Mercedes Benzといった3500のパートナー企業が資金提供をしており、2022年には企業からスポンサーシップは全体の40%近くを占めるまでになり、企業からの資金提供による各スポンサーシップは、平均して個人スポンサーシップの15倍近くに相当したという。
GitHub Sponsorsの手数料はこれまで無料だったが、企業によるスポンサーシップに対しては、支払方法ごとに異なる金額が適用される。クレジットカード払いの場合、クレジットカード手数料3%とGitHubサービス手数料3%の計6%の手数料が必要となる。請求書による支払いの場合、GitHubサービス手数料3%のみが手数料として必要。
クレジットカードによる既存の定期的なスポンサーシップでは、2023年6月1日からこれらの手数料が適用される。請求書による支払いでのスポンサーシップは、ベータ契約終了までは、手数料が適用されない。個人によるスポンサーシップの手数料は引き続き無料。
また、GitHubは、大規模なスポンサーシップを提供する企業に向け、バルクスポンサーシップの提供を「GitHub Sponsors Explore」ページで開始した。GitHubが2022年に900を超えるオープンソースの依存関係を一度にスポンサーした際のツールが提供されている。スポンサー可能な依存関係から簡単に開始でき、CSVとしても出力できる。